キヤノンは8月2日、インクジェット複合機などプリンター新製品を一斉に発表した。いずれも9月6日発売予定だ。
新機種はスマートフォンからの印刷機能を強化。LINEのトーク画面上から写真を直接印刷できる「PIXUSトークプリント」や、PCで提供されている写真編集&印刷ソフト「Easy-PhotoPrint Editor」のスマホアプリ版を提供する。
また、11月末にはスマホ用アプリ「ネイルシールプリント」を提供する予定。これは爪に貼り付けられる専用シールに好きな絵柄などをデザインし、印刷するためのアプリで、簡単かつ自由にネイルを飾ることができる。
さらに、スマートスピーカー「Amazon Echo」に対応し、声で特定のコンテンツの印刷(ぬり絵やレポート用紙、チェックリスト、五線譜)を指示したり、インク残量やエラーのステータス確認ができる。
スマホ連携を強化したコンシューマー向け複合機
「XK80」(予想実売価格 4万1000円前後)はプレミアムハイブリッド6色インクを採用する複合機。「顔料ブラック」や「フォトブルー」インクを採用することで、高画質と低ランニングコストを両立させている。L判フチなし写真を約14秒で印刷でき、1枚当たりのコストは約12.6円だ。
4.3型のタッチパネル液晶モニターを搭載し、2Way給紙や自動両面プリント、SDメモリーカードからのダイレクト印刷なども可能だ。
最上位モデルということで、上述のスマホ連携新サービス・機能にはすべて対応する。
「TS8230」(予想実売価格 3万1000円前後)はハイブリッド6色インクを採用する複合機。L判フチなし写真の印刷時間は約18秒で、1枚当たりのコストは約19.4円となる。
それ以外の仕様はXK80とほぼ同等で、スマホ連携の新サービス・機能にはすべて対応する。
「TS6230」(予想実売価格 2万3000円前後)はハイブリッド5色インクを採用する複合機。L判フチなし写真の印刷時間は約18秒で、1枚当たりのコストは約17.3円となる。
液晶モニターは3型と小さくなるがタッチパネルになっており、画面上での操作が可能。また、LINEプリントやスマートスピーカー連携には対応するが、レーベルプリントやネイルシールプリント、メモリーカードからのダイレクトプリントなどはできない。
「TS5030S」(予想実売価格 1万9000円前後)もハイブリッド5色インクを採用する複合機。L判フチなし写真の印刷時間は約33秒で、1枚当たりのコストは約15.8円となる。
液晶モニター(3型)を搭載するがタッチパネルではなく、2Way給紙や自動両面プリントにも非対応。メモリーカードからのダイレクト印刷は可能だが、LINEプリントやレーベルプリント、ネイルシールプリントはできない。
「TS5130S」(予想実売価格 1万3000円前後)は4色ハイブリッドインクを採用する複合機。L判フチなし写真の印刷時間は約36秒で、1枚当たりのコストは約19.5円だ。
2.5型の液晶モニター(非タッチパネル)を搭載し、2Way給紙や自動両面プリントに対応。ただし、メモリーカードからのダイレクト印刷やLINEプリント、レーベルプリント、ネイルシールプリントはできない。
「TS3130S」(予想実売価格 9000円前後)は4色ハイブリッドインクを採用する複合機。L判フチなし写真の印刷時間は約52秒で、1枚当たりのコストは約21.7円となる。
液晶モニターはモノクロの1.5型(非タッチパネル)で、2Way給紙や自動両面プリント、メモリーカードからのダイレクト印刷、LINEプリント、レーベルプリント、ネイルシールプリントなどには非対応となる。
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