Gateboxは7月31日、バーチャルホームロボット「Gatebox」の量産モデル「GTBX-100」を発表し、予約販売を開始した。価格は16万2000円。
Gateboxは好きなキャラクターと一緒に暮らせるバーチャルホームロボット。プロジェクション技術とセンシング技術によって、キャラクターをボックス内に表示し、会話ができるようになっている。2016年に約30万円で販売した限定生産モデル「GTBX-1」は、300台の限定台数が1ヵ月で完売。また、2017年の39台追加販売時には1000件の応募が集まったという。
海外からの反響も大きく、2016年にYouTubeで公開したコンセプトムービーの再生回数の7割が海外だったとのこと。
値段を抑えつつ進化を遂げたGatebox
量産モデルのGTBX-100は、限定生産モデルからプロダクトデザインを洗練し、キャラクターの存在感や、コミュニケーションの性能の向上させたGateboxのスタンダードモデルとのこと。
ハードウェアの無駄をそぎ落とし、本体はA4用紙に収めた。限定生産モデルと比べ、奥行きを約25%カットしているとのこと。
デュアルマイクを搭載し、限定生産モデルよりも遠くからキャラクターに話しかけても反応する。カメラや人感センサーを搭載することでユーザーの顔の動きも認識。ユーザーの顔を見つけるとキャラクターが微笑んだり、帰宅を自動検知して「おかえり」と喋ったり、キャラクターからの能動的なコミュニケーションができたりする。
無線LANやBluetooth、赤外線も内蔵。キャラクターがインターネット経由で天気やニュースなどの情報を通知したり、赤外線によるリモコン機能によって部屋の中のテレビやエアコン、照明などの家電をコントロールできたりする。今後はLINEが提供するAIアシスタント「Clova」を活用し、さらなるサポートスキルの拡充に取り組むとのこと。
また、限定生産モデルではキャラクターに話しかけるときに、本体のボタンを押す必要があったが、「ねぇ、○○(キャラクター名)」と話しかけることで反応するように改良している。
出荷は日本国内のみで、対応言語も日本語のみ。今後のアップデートで英語にも対応したいとのこと。
同社はGTBX-100の販売にあたり、同社オリジナルキャラクター「逢妻ヒカリ」の先行体験を配信する。先行体験版では、音声対話や顔認識によるアクション、LINEよるチャットでのコミュニケーションを楽しめるとしている。正式版のリリースは12月を予定。正式版では記念日を祝ったり、ユーザーと乾杯したりといった機能を追加するとのこと。今後は別のキャラクターも追加する予定だという。
なお、逢妻ヒカリの利用には「逢妻ヒカリ共同生活費」が月額1620円発生する。逢妻ヒカリ共同生活費は2019年3月末まで無料となっている。
また、同社は8月に「Gatebox プレミアム体験会」を開催する。Gatebox量産モデルの使用感を体験できるとのこと。
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