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「世界のKitchenから」ノンカフェインのコーヒー風飲料

コーヒー豆不使用「麦のカフェ」え、麦茶??

2018年07月24日 12時00分更新

 ごきげんよう、アスキーのグルメ情報担当ナベコです。大きいことはよきことかな。ボリュームがあるものが好きなので、最近、コーヒーのペットボトルタイプが増えてきているのがうれしいです。缶やボトルタイプより大容量なので、暑い時期にゴクゴク飲めます。

コーヒー豆不使用の「ペットボトルコーヒー」!?

 そんなペットボトルコーヒー系の新商品「キリン 世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA(セバダ)」が7月24日発売。価格は、1本(600ml)150円前後です。

「キリン 世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA(セバダ)」
メーカー:キリンビバレッジ
容量:600ml
価格:150円前後
発売日:7月24日
https://www.kirin.co.jp/company/news/2018/0509_01.html

 「麦のカフェ」と書かれていますが、よくよく見ると「コーヒー豆不使用」とあります。おや、コーヒー豆を使っていないコーヒーとは? 成分表を見ると、原材料は焙煎大麦、麦芽抽出物など。名称は「コーヒー」ではなく「清涼飲料水」となっています。つまり、コーヒー風の麦茶ということでしょうか。

「コーヒー豆不使用」とのこと。

無糖です。

 ありがたい点は「カフェインゼロ」。一般的なコーヒーはカフェインを含んでいるため、妊娠中の方やカフェインに敏感な方は、飲むのを控えなくてはいけません。また、カフェインは特に問題ないという方でも、夏は喉が渇くため、大量にコーヒーを飲むとカフェイン過多になってしまう可能性があります。

 コーヒー豆不使用であれば、カフェインを気にせずに飲むことできます。気になるのは、どれだけ「コーヒー味」であるか。さっそく飲んで味わってみました。

飲んでみました!

うん、コーヒーと麦茶の「中間」と言える味。

 うん。ひとことで言ってしまうと、コーヒーと麦茶の中間。ふつうのブラックコーヒーほど苦みやコクは深くはありませんが、麦茶よりも味や風味が複雑で、飲みごたえがあります。「焙煎大豆」を使用しているということで、コーヒーに通じる「豆を炒った香ばしさ」を感じます。また、柑橘素材を加えているため、ほのかな甘み、フルーティーさがあります。

 一般的なコーヒーより軽い風味というのは否めませんが、喉の渇きを潤す目的で飲むのであれば、そこそこコーヒー感があるのに飲みやすいので、ニーズに合うのではないでしょうか。なにより、繰り返しになりますが、カフェインゼロという点がありがたいポイントです。

食事とも合わせやすいです。

 世界のKitchenから 麦のカフェ セバダがヒントにしているのは、スペイン・レバンテ地方の「アグア・デ・セバダ」、通称「麦のコーヒー」。レバンテ地方では、大麦の麦芽を深く焙煎して粉砕し、柑橘のピールと一緒に鍋で煮出して作った飲料を家庭で飲んでいるそうです。世界の家庭で出会った知恵や工夫を取り入れた飲料を展開するという「世界のKitchenから」らしいアプローチのペットボトルコーヒーです。

ペットボトルコーヒーの個性派がしのぎを削る

火付け役になったのは、サントリーの「クラフトボス」。

 大容量ペットボトルコーヒーの火付け役は2017年4月に登場したサントリーの「クラフトボス」。缶コーヒーのボスシリーズから異色のペットボトルコーヒーを展開したところ、初年度で販売数量2億4000万本を突破にするヒットに。同年10月に登場した伊藤園のペットボトルコーヒー「TULLY'S COFFEE Smooth」シリーズも注目を集めました。

 2018年になって後発で参入するペットボトルコーヒーは、世界のKitchenから 麦のカフェ セバダもそうですが、ちょっとユニークなアプローチで攻めています。

食事の糖や脂肪の吸収を抑える「機能性」

「ダイドーブレンド スマートブレンドブラック 世界一のバリスタ監修」
・メーカー:ダイドードリンコ
・容量:430ml
・価格:150円前後

 ダイドードリンコは、「世界一のバリスタ監修」シリーズから「機能性表示」のペットボトルコーヒーを展開。難消化性デキストリンを配合した、食事の糖や脂肪の吸収を抑える「機能性表示食品」です。ペットボトルコーヒーで機能性表示は、現状こちらの製品だけ。⾼級コーヒー⾖を78%使⽤した上質な味わいが特徴です。

飲み飽きない「水出しコーヒー」

「ジョージア ジャパン クラフトマン」
・メーカー:コカ・コーラ
・容量:500ml
・価格:150円前後(ブラック)、160円前後(カフェラテ)

 コカ・コーラは、ジョージアシリーズから水出しを売りにしたペットボトルコーヒー。低温の水で時間をかけてコーヒーを抽出することで苦味や酸味、雑味を抑えられます。ブラックとカフェラテを展開しており、どちらも、苦味の少ない透き通るようなコクのあるおいしさで、飲み飽きない味わいとのこと。

コーヒー×レモン

「ブレンディタグゴー ブラックリモーネ」
・メーカー:味の素AGF
・容量:500ml
・価格:140円前後

 味の素AGFが展開するペットボトルコーヒー「ブレンディタグゴー」から、挽きたてコーヒーにレモンフレーバーを加えたブラックリモーネが7月に登場。コーヒーの苦みとフルーツ由来の爽やかさがマッチした、すっきりとした味わいの新感覚コーヒーとうたいます。

個性派のペットボトルコーヒーに注目。

 ノンカフェイン、機能性、水だし、フルーツといったユニークな付加価値のペットボトルコーヒーが出てきました。選べる幅が増えたのは買う側にとってはありがたいこと。肝心な「味」が自分の好みに合うか、飲み比べて試してみてはどうでしょうか。

書いた人:記者ナベコ

デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。

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