週替わりギークス 第37回
食べログでおいしい店の探し方 点数を信用するのはダメ
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本日は、ASCII倶楽部で2017年5月30日に公開した「誰も教えてくれない、食べログで美味しい店の探し方」を紹介します。
食べログについて思うこと
私は食べログを使って美味しい店を探すのが得意だ。そう公言していると、「食べログって信用できるの?」「どうすれば美味しい店を探せるの?」といった質問をよく受ける。そこで思うことをまとめてみた。
まず私は食べログ、超肯定派である。これまで文字どおりたくさんの美味しい思いをさせてもらってきたので、肯定しないはずがない。私は食べログを信頼するに足ると判断しているのは、基本的にはユーザーからお金をとって成長しているメディアだということ。どのようなサービスでも、その利益構造に影響を受けざるをえない。
基本的な利用は無料で、サービスの維持は店側からお金をとっている場合が多い。その場合、店側の利益を損ねることができなくなる。つまり、店の評価は基本的には店と消費者の対立構造になっている。食べログは、ユーザー側から毎月利用料をとっているため、店と対峙することができる。これが最大のメリットである。
次に、食べログを開発している会社の社長がグルメで、実際にヘビーユーザーだと聞いた。社長自身が最初に使ってダメ出しをして、成長してきた結果が今だということ。これが、食べログを凡百のサービスと異なるものにしている。
私は店の評価について、「職場から徒歩圏内にあるすべての店に行ってみる」という実験をしたことがある。これは、私の判断方法の基本となっているが、小説でも芸術作品でも映画でも、その領域において網羅的に体験してみる。こうすることによって、その領域の絶対的な判断ができるようになる。私は、お昼ご飯を毎日違う店で食べて、自分なりに評価した。ただし、ラーメン、カレー、丼は、たくさんありすぎるため除いた。また、昼ご飯をやっている店のみである。
たいていの人は、店の相対的な評価はできる。たとえば、あの店に比べればこの店の方が美味しいというように。しかし、この判断がある一定量を超えると、絶対的な評価ができるようになる。このようにして、絶対音感ならぬ絶対店評価ができるようになったのだ。
美味しい店を探す2つのコツ
食べログを使って美味しい店を探す方法だが、まず駄目な方法は「点数を信用する」こと。
もちろんまったく見ないわけではないが、点数は一番操作されやすい指標である。足切りだったり、最後の判断基準で使う。実をいうと、「3.5をちょっと超えている店」は要注意である。
続きは「誰も教えてくれない、食べログで美味しい店の探し方」でお楽しみください。
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