「パン好きの牛乳」をご存知でしょうか? カネカ食品が手がける、パン好きな人のために開発された牛乳で、今年4月に発売。現在、関東、関西エリアのベーカリー店などで販売されています。500mlパックで、実売価格は220円前後。
東京・青山で5月に開催された「第13回 青山パン祭り」で配布されるなどして、パン好きの注目を集めています。
特徴は、後味のすっきりさ。ベルギーのPUR NATUR社と技術提携し、生乳加熱時の温度と時間を丁寧に調節して「コクがあるのに後味すっきり」を実現したとのこと。
カネカというと、塩化ビニル樹脂などを生産する一方、パン酵母、マーガリンといった食品事業も手がけています。本製品で乳製品事業に参入しました。
パンに合う、というテーマがおもしろいですよね。実物を手に入れることができたので、本当にパンに合うのか試してみました!
まずは、パンを食べないで牛乳だけ飲むと、クリーミーな甘さが印象に残りました。まろやかだけど、けしてくどくはありません。ちなみに乳牛は「北海道育ち」とパックに書かれています。
パンを食べながら飲むと、小麦の甘さと牛乳の風味が調和され、パンの自然なおいしさが引き立つように感じました。なるほど、よく合います。あくまでパンが主役。牛乳のコクが小麦と相性が良く、しかも後味のキレが良いため、パンの邪魔をしません。
今回、あんぱん、焼きそばパン、バケットで試しましたが、いちばん合うと感じたのは甘さが広がるあんぱんです。あと、意外でしたが、焼きそばパンとも相性が良かったです。ただ、バケットに関しては、バターの風味が強かったため、一体感がそこそこでした。他にもどんなパンが合うか試してみたいです。
繰り返しになりますが、パン好きの牛乳は、現在、量販店やコンビニでは売っておらず、関東、関西エリアの一部ベーカリー店で扱っています。パン好きの人は、ベーカリー店に足を運んだ時にチェックしてみてはどうでしょう。発売エリアは順次拡大予定とのこと。本当にパンに合うので、今後の展開にも期待です。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります