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分散サーバーの管理、セキュリティ強化、Box連携などを実現

NEC、ファイルサーバーの肥大化を防ぐNIASを強化

2018年07月23日 17時00分更新

 2018年7月23日、NECはファイルサーバー管理ツールである「NEC Information Assessment System(NIAS)」をバージョンアップした。

NIASのダッシュボード

 NIASはファイルサーバーの見える化や整理、容量削減、アクセス権の正常化などを実現するソフトウェア。2011年7月に1.1がリリースされ、高速メモリDB対応、AD連携を容易にするリソース管理やファイルサーバーを全文検索できる個人情報保護のオプション追加、アクセス管理機能、グローバル対応などの機能追加を経て、2016年7月に現行バージョンのV3.3をリリースしている。

 今回メジャーバージョンアップされた最新の4.1では、企業内に分散したファイルサーバーに対して、全社で統一したポリシーでの管理を実現。また、抽出した個人情報を、同社のInfoCage FileShellで自動的に暗号化する機能を搭載した。さらにクラウドストレージであるBoxとのAPI経由での連携を実現し、オンプレミスのファイルサーバーで見える化・整理したデータをBox上に移動させることが可能になった。

 希望小売価格は1TBあたりの基本ライセンス、リソース管理、個人情報検出のオプションライセンスがそれぞれ50万円(税別)となっている。出荷は2018年8月9日を予定している。

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