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価格5万円台のフルサイズアンプ

パイオニア6年ぶりの入門Hi-Fiアンプは「電源の通し方」が特徴的

2018年07月18日 13時00分更新

高域がマイルドで聴きやすい音、量感はたっぷり

 オンキヨー&パイオニアの試聴室で、A-40NEにN-70AE(税抜18万8000円)、PD-70AE(税抜28万円)、B&W 801 Nautilus(発売時100万円/台)などと組み合わせたサウンドを聴いた。重たい38㎝の大型ウーファーを悠々と動かしている感じ印象的だった。鳴りとしては、少し量感が多めの低域に支えられ、たっぷりとしたもの。女性ボーカルなどの中域もクリアーで見通しがよく、非常に伸びやかな雰囲気を醸し出していた。高域が伸びるという印象はないが、逆にNautilusをうまくならせないときに感じるきつさもない。

 過去に聴いた(同じ環境ではない)A-70シリーズと比較するとやわらかく聴き疲れしにくいものに思える。一方で中音域の情報量は十分にあるので、ソースのニュアンスなども十分に伝わってくると思う。実売5万円程度で手に入る製品と考えれば、十分に価値がある製品ではないだろうか。

推奨組み合わせ

 なお、A-40AEはネットワークプレーヤー「N-30AE」、CDプレーヤー「PD-30AE」、スピーカー「S-PM30」などとの組み合わせを推奨。これらを合計すると35万4500円(税抜)となる。

 予算はある程度抑えたいが、本格的なオーディオシステムを組みたい。また、アナログレコードの再生も楽しみたいという人にとって現実的な選択肢と言える。音楽リスニングを存分に楽しむために、大型のスピーカーも悠々鳴らせる本格的なアンプが欲しい人にとってはいい選択肢になりそうだ。

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