「牛山盛りうどん」
丸亀製麺
7月10日発売
並640円、大740円、得840円
https://www.toridoll.com/ir/pdf/180703gy.pdf
牛肉と玉ねぎに食べごたえあり!
牛肉ゥ↑~! ボリュームがすごいんです! ムムッ!
ちょっとサッカー熱が抜けていない導入になってしまったけれど、トリドールジャパンが展開する丸亀製麺で「牛山盛りうどん」がキックオf……スタートした。7月10日から8月下旬まで期間限定で販売。価格は並640円、大740円、得840円。
その名の通り、牛肉と玉ねぎを甘辛い割り下で焼き、別皿に盛り付けて提供するメニュー。うどんとは別に食べたり、うどんに乗せて食べたりと、食べ方は自由。ちなみに、うどんは釜揚げうどん・ぶっかけうどんの2種類から選べる。乱暴に言えば、熱い/冷たいから選べるわけだ。
率直に言うと、うどんとは別皿に盛りつけられた牛肉と玉ねぎを見たとき、「ちょっと足りないかな」と思ってしまった。実際問題、さびしく見えるのは否めない。ところが、うどんにのせてみると、けっこうボリュームがあるように見えてくるから不思議だ。
味は予想通り、割り下による甘辛さが特徴。すき焼きの風味をイメージしてもらえればわかりやすいだろう。割り下の隠し味には白ワインを使っているそうで、変に塩辛くなっていないのは好印象。サプライズはないけれど、悪かろうはずもない。牛肉と玉ねぎはやや固めで、うどん自体にコシがあるので、食べごたえは十分。見た目以上のボリューム感がうれしい。
ちなみに釜揚げうどん/ぶっかけうどんのどちらを選ぶかだが、夏の暑い時期ということもあり、個人的には冷たいぶっかけをオススメしたいところ。もちろん、汗をぬぐいながら牛肉と釜揚げうどんを口に運ぶのもオツなものだろうから、このあたりは好みの問題といえる。
無料トッピングはネギがオススメ
天ぷらは玉子と野菜で攻めたい
さて、トッピングはどうするか。丸亀製麺では、ネギ、ショウガ、天かすが無料でのせられるが、ネギは多めにのせてもまったく破綻がなく、アクセントにもなるので、苦手でなければどんどん入れていきたい。ショウガも相性は悪くなく、パンチの効いた味にしたいならぜひ。天かすは、ちょっとくどくなるので、あまり多めに入れるのは避けたほうがよいかも。
では、天ぷらはなにを選ぶべきか? もちろん讃岐うどんではおなじみの「半熟玉子天」(120円)以外にありえないだろう。牛肉、玉ねぎ、玉子、もう組み合わせる前から最高……と思ったら、品切れだった。ショックを受けすぎて、天ぷらを取るトングをカチカチと鳴らして店員を威嚇してしまいそうになったが、さすがに踏みとどまった。
ないものを嘆いてもしかたない。甘辛い割り下の味、牛肉と玉ねぎという固めの具材を考えれば、そこに合わせるのは、やわらかくて薄味な野菜系の天ぷらがベター。自分が選んだのは「舞茸天」(140円)。キノコの食感と味が甘辛な割り下とマッチして、よい感じだ。
まとめると、“牛山盛り”の名に恥じないインパクトがあり、ランチでもディナーでもガッツリ食べたい人には強く推したい。強いてネガティブな点を挙げるなら、並640円、大740円、得840円という価格だろうか。天ぷらを2つほど追加すると1000円前後になってしまう。とはいえ、味のまとまり、ボリューム感ともに、食べ終えたあとの満足感は高い。なかなかオススメのメニューなので、ぜひチェックしてほしい。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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