週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

沖縄都市モノレール「ゆいレール」乗れませんでした:

中国QRコード決済「アリペイ」沖縄で試したら失敗した話

2018年07月06日 09時00分更新

沖縄都市モノレール(ゆいレール)。那覇空港と那覇市内を結んでいる。

 QRコード決済の注目度が高まる中、沖縄都市モノレール(ゆいレール)が中国アリババ系のAlipay(アリペイ)に対応する実証実験が始まりました。

 7月20日までの期間限定とのことなので、さっそく那覇まで行ってきました。

■ゆいレールではSuicaが使えない

 那覇の観光に便利なのが、那覇空港と首里を結ぶゆいレールです。しかしSuicaなど全国で相互運用が進む交通系ICカードは利用できず、独自のOKICAが使われています。

 紙の切符を購入すれば乗れるとはいえ、券売機には長蛇の列ができていることもあり、長時間のフライトを終えたばかりの観光客には悩ましい問題です。

予備知識がないとがっかりする、「OKICAのみ」の掲示。

ゆいレールやバスで利用できる独自ICカード「OKICA」

 そこで注目したいのが、今回のアリペイ対応です。案内はすべて中国語と、基本的には中国からの観光客のためのサービスといえます。

 しかし、少しでも多くの人がまっすぐ改札に向かってくれれば、券売機の列は短くなり、日本人にとってもメリットは大きいといえます。

6月22日から7月20日までアリペイに実験的に対応する

使い方を説明した中国語のパンフレットも。

 自動改札機をQRコード決済に対応させる上で問題になるのは、どうやってQRコードを読み取るのかという点です。この点、ゆいレールは紙の切符でもQRコードを利用しており、改札機がリーダーを備えています。アリペイとの相性はもともと良かったといえるでしょう。

ゆいレールの切符にはQRコードが印刷されている。

自動改札機はFeliCaとQRコードに両対応している。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事