目覚めると無人島! 球体型の「水上ホテル」
ハウステンボスでは、この無人島の取得やauの協力による「JURASSIC ISLAND(ジュラシックアイランド)」のオープンと並行して、球体の「水上ホテル」のオープンに向けた実証実験も実施している。
水上ホテルは、2~3名の宿泊を想定した球体の船で、将来のサービス開始時には夜にハウステンボスを出発し、翌朝には無人島に到着するというプランを予定している。本体には動力はなく、実際の移動は2台の船で曳航する形となる。
今回は球体の水上ホテルも見学できたので、気になる内部を見ていこう。
船の中は本体の見た目と同じく、円状の部屋とドーム型の天井に覆われている。船は2隻あり、それぞれ和風と洋風の部屋となっていた。和風は畳のスペースがあり、洋風は石畳の柄の柔らかいカーペットに大型のソファーベッドが2基据え付けられている。
ホテルなので、テレビやエアコン、湯沸かし器も完備。船ではあるが、一般サイズの広い浴室や洗面スペース、ウォシュレット付きトイレも備えている。今どきの宿泊施設として不満を感じることはないだろう。
注目は屋上のバルコニーだ。内部の階段からホテルの屋上に上ることができる。夜の星空や夜明けの景色はもちろん、目が覚めると球体のホテルが無人島に到着しているといった、非日常のシチュエーションをより印象的に楽しめるだろう。
この水上ホテル、現在は船舶登録と宿泊施設それぞれの認可を待っている状態だ。現在は実証実験として、モニターの宿泊などで運用の検証を実施しているという。正式な金額やプランは未定とのことだが、想定されている貸し切り5~10万円あたりの金額なら安いぐらいと言っていいだろう。無人島やジュラシックアイランドともども、今後が気になる施設だ。
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