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実証実験中の球体型水上ホテルも体験

本物の無人島に恐竜が! au×ハウステンボスのARシューティング

2018年07月05日 15時00分更新

目覚めると無人島! 球体型の「水上ホテル」

 ハウステンボスでは、この無人島の取得やauの協力による「JURASSIC ISLAND(ジュラシックアイランド)」のオープンと並行して、球体の「水上ホテル」のオープンに向けた実証実験も実施している。

ハウステンボスの港、ハーバータウンに停泊していた「水上ホテル」。夜にハウステンボスを出港し、朝には無人島に付く宿泊サービスの実施に向けて関係各所の認可や実証実験を進めている

 水上ホテルは、2~3名の宿泊を想定した球体の船で、将来のサービス開始時には夜にハウステンボスを出発し、翌朝には無人島に到着するというプランを予定している。本体には動力はなく、実際の移動は2台の船で曳航する形となる。

 今回は球体の水上ホテルも見学できたので、気になる内部を見ていこう。

水上ホテルの入り口側。こちらから見ると、ドラゴンボールに出てくるポイポイカプセルの部屋のようだ

 船の中は本体の見た目と同じく、円状の部屋とドーム型の天井に覆われている。船は2隻あり、それぞれ和風と洋風の部屋となっていた。和風は畳のスペースがあり、洋風は石畳の柄の柔らかいカーペットに大型のソファーベッドが2基据え付けられている。

こちらは和風タイプ。畳敷きのスペースが特徴だ

パノラマで室内を撮影。入り口付近にバルコニーへの階段、奥にはバスルームやトイレなどがある

洋風の部屋は、石畳柄のカーペットと大型のソファー兼用ベッドが2基用意されている

 ホテルなので、テレビやエアコン、湯沸かし器も完備。船ではあるが、一般サイズの広い浴室や洗面スペース、ウォシュレット付きトイレも備えている。今どきの宿泊施設として不満を感じることはないだろう。

部屋の奥には広い洗面スペースを用意。船の簡易宿泊スペースとは異なり、ちゃんとホテルサイズの広さとなっている

バスルームもトイレも清潔で広い。船だからといって、不便な思いをせずに済む

 注目は屋上のバルコニーだ。内部の階段からホテルの屋上に上ることができる。夜の星空や夜明けの景色はもちろん、目が覚めると球体のホテルが無人島に到着しているといった、非日常のシチュエーションをより印象的に楽しめるだろう。

船の上のバルコニーから外を眺められる。パノラマ撮影なのでバルコニーの形状が実際とやや異なって映っているが、高い位置から広い範囲を見渡せることがわかる

 この水上ホテル、現在は船舶登録と宿泊施設それぞれの認可を待っている状態だ。現在は実証実験として、モニターの宿泊などで運用の検証を実施しているという。正式な金額やプランは未定とのことだが、想定されている貸し切り5~10万円あたりの金額なら安いぐらいと言っていいだろう。無人島やジュラシックアイランドともども、今後が気になる施設だ。


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