6月30日と7月1日の2日間、富士スピードウェイにてフェラーリの祭典「フェラーリ・レーシング・デイズ富士2018」が行なわれ、展示車とオーナー車を合わせて400台近くの跳ね馬たちが会場に集まった。
会場には珍しいフェラーリが集結
2年ぶりの開催となった「フェラーリ・レーシング・デイズ」には、オーナー車を含めた珍しいフェラーリが大集合。F40やF50、そしてエンツォ・フェラーリ、F12 tdfといったマニア垂涎の名車がズラリと並ぶ姿は圧巻の一言!
その中でもひときわ目を惹いたのは、現行ラインアップの最高峰「LaFerrari」、さらにLaFerrariオーナーでなければ所有できないと言われているスパイダーモデルの「LaFerrari Aperta」。価格すら公表されず、フェラーリ社に選ばれた者しか手に入れることができない究極のGTカーは、まさに注目の的であった。
そのほか、日本での正規輸入販売50周年を記念して、10台限定で販売したJ50の日本第一号車両も。
新車としては、今年3月に行なわれたジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアされたフェラーリの最新モデル「488 Pista」も日本初お披露目され、来場者の多くがカメラにその美しい姿を収めていた。
F1やXXプログラムのマシンが走行!
フェラーリは新車販売のみならず、コンシューマー向けに過去のF1参戦車両の販売とメンテナンスを行なっている。F1マシンはすでに130名のオーナーがいるそうで、この日はオーナーが自らステアリングを握りF640やF2004などといった往年のF1マシンで走行。今のF1では聞くことができない、透き通ったエキゾーストノートが富士スピードウェイに響き渡っていた。
さらに一部の限られたオーナーに向けて制作されたサーキット専用マシン599XXやFXX Kといった「XXプログラム」の車両も走行。これらのマシンは全車イタリア本国の管理であるため、F1マシンよりもお目にかかることは珍しいかもしれない。特にFXX K Evoは昨年登場したばかりのアップグレードパッケージで、F1のシャークフィンを彷彿させるエアロが特徴的。1.5kmある富士のメインストレートを、快音を響かせながらSUPER GTのGT500クラスよりも速い速度で駆け抜けていった。
創業者エンツォ・フェラーリの生誕120周年を迎え、さらに発展を続けるフェラーリ。具体的な時期は未定としながらも富士スピードウェイで再びフェラーリ・レーシング・デイズを行なう予定とのことなので、開催された時には、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
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