VRコンテンツ制作を手がける積木製作は、建設や製造業等の設計者向けVRプレゼンテーションツール「VR CAD Viewer」のサービス提供を開始した。Lenovoの一体型VRヘッドセット「Lenovo Mirage Solo」を使い、VR環境でモデルをあらゆる角度から確認できるサービスだ。
「VR CAD Viewer」は、一体型VRヘッドセットを使って手軽に3Dデータを閲覧する事ができるシステム。今回採用されている「Mirage Solo」は辺りを見回す頭部の動きだけでなく、ユーザーの前後左右、上下への移動を検知することが出来る6軸トラッキング(6DoF)をヘッドセット単体で実現しているため、空間内を歩き回る、見上げる、近づく、覗きこむというデザイン確認に必要な動きが可能となっている。
VR体験者が見ている映像は外部ディスプレイに転送し、同じ映像を共有しながらプレゼンテーションを行うこともできるという。またVRヘッドセットを複数台用意することで、同一空間に一緒に入ることもできる。利用するためには積木製作に3Dデータを送付し、受領後、早ければ数日でVRへの変換が完了、利用が可能となる。
建設大手として知られる竹中工務店もこのサービスを利用しており、デザイン確認やプレゼンに活用。積木製作は設計者に継続的に利用してもらい、フィードバックを受けて本サービスの改良に繋げていく予定だ。
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