フィリップス・ジャパンは6月26日、ヘルスケア・イノベーション研究開発拠点として、「PHILIPS Co-Creation Center」を宮城県仙台市に設立すると発表した。
フィリップス社員だけではなく連携するパートナーが業種を超えて立ち寄り、出会う場を造成。新しいソリューション、サービスモデル創出につながるコミュニケーションの活性化をはかるという。
また、ワークショップ型のデザインシンキングを進める環境を導入するとともに、空間自体そのものを手術室、病室などにバーチャル化。ユーザー視点における創造性を向上させ、議論の活性化をはかるとしている。
さらにフィリップスだけでなく、パートナーも含めたヘルステック領域のVR/ARといった新規技術を導入。体感できるショースペース、トレーニングスペースを設けることにより、技術の体得や創造性の向上をはかるという。
高齢化が進む日本において、日本の医療現場、健康・予防領域の未充足の課題を解決する、新しいソリューションやサービスモデルの創出が期待されている。
また東北地域は、高齢化社会による医療費の増大、医師不足など医療をとりまく課題が顕在化する一方で、社会課題の解決を図る多くの取り組みを創出している地域となっている。
同社は、東北地域が社会の変革をリードし、イノベーションの発信に最も適したエリアであると考え、今回の研究開発拠点の設立にいたった。
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