6月23日、ソニーショールーム/ソニーストア銀座にて「Xperia × Music 使いこなしセミナー」が開催されました。ソニーショールームでは7月1日まで「音フェス~ヘッドフォンを楽しむ夏が来る~」と題したイベントを開催中。そのため、当日のソニーストア銀座にはXperiaユーザーだけでなく、音にもこだわりをもったユーザーが多数集まっていました。
イベントのプレゼンには、ソニーモバイルで商品企画を担当している岩田比呂志氏が登壇。岩田氏はXperiaシリーズだけでなく、以前はウォークマンも担当していたこともあり、Xperiaシリーズの「音」に関するキーパーソンと言える人物です。
まずはXperiaシリーズの名前の由来から解説。Xperiaはexperience(体験する)とia(場所)を合わせた言葉で、モノの価値や機能を追求するのではなく、これまでにない新しい体験を提供するという意味が込められたブランドとのこと。
また、現在スマートフォンでよく音楽を聴くユーザーは1620万人以上もいる計算になるとのこと。これは東京都の人口(約1375万人)よりも多い人数で、岩田氏は「世の中でいちばん使われている、音楽を聴くデバイスはスマートフォン」と説明。そのためXperiaにとって音楽はユーザー体験の重要なポイントのひとつとして注力されているわけです。
Xperiaシリーズが特に力を入れてきたのが「ハイレゾへの対応」。ソニーミュージックの乃木坂スタジオでXperiaを使ったハイレゾ再生のイベントを行なったり、2015年夏には「Xperia Z4」でハイレゾを訴求したテレビCMもスタートし、現在まで継続しています。
最新モデルとなる「Xperia XZ2」や「Xperia XZ2 Compact」でもそれは同じ。さらにXperiaシリーズの音へのこだわりについて解説するため、分解モックを会場に展示して展示。スマートフォンは電波を取り扱う性質上、音に影響するノイズが多く発生します。そのため最新モデルのXperia XZ2では、ノイズに影響されないような配線の取り回しや、パーツを配置するなどの工夫がなされているとのこと。
またXperia XZ2シリーズからイヤホンジャックがなくなっていますが、同梱されているアダプターを使えばハイレゾ対応イヤホンなどに出力が可能です。このアダプターもこだわりを持って作られていて、Type-C接続の場合、電源も共用となるためやはりノイズが発生しますが、ノイズの影響を受けにくい回路などを使うことで、ハイレゾ品質を実現しているとのことです。
さらに岩田氏は、Xperiaの音質は単純に音声データから特性をチェックするだけでなく、所属する「オーディオマイスター」の3人が評価をしているとのこと。同じ環境でイヤホンをつけて、「アタック感」や「チャンネルのセパレート感」など細かな音質まで評価し、3人が合格点を出さないとハイレゾ対応の認定は出さない独自システムも採用しているとのこと。
またイヤホンジャックが廃止されたこともあり、ソニー製のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンとの組み合わせも紹介。特に飛行機の移動が多いユーザーには、気圧によって設定が変わる「WH-1000XM2」や「WI-1000X」との組み合わせをオススメしていました。
セミナー終盤では来場者からの質問も受け付け、「Xperiaのボリュームステップは幅が大きすぎる。もっと細かく設定したい」など、ユーザーからのこだわりの意見もでていました。
この「Xperia × Music 使いこなしセミナー」は、6月30日(土)にソニーストア札幌でも開催予定(1回目 13:00-13:30 / 2回目 15:00-15:30)。また各ソニーショールームでは、最新のモデルのXperia XZ2シリーズやワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの組み合わせも視聴できるので、興味のあるユーザーはソニーショールームへ行ってみましょう!
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