スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第93回
わずか2モデルで撤退したカシオのスマホ事業がアジアに与えた影響
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本日は、ASCII倶楽部で2018年6月3日に公開した「わずか2モデルで撤退したカシオのスマホ事業がアジアに与えた影響」を紹介します。
2018年5月にデジカメからの撤退を発表したカシオ。以前はスマートフォンも手掛けていましたが、事業合併を繰り返したのちにそちらも撤退しています。G'zOneブランドでタフなスマートフォンを送り続けてきた同社の歴史を振り返りましょう。
スマホはまずはアメリカへ。日本にも投入
カシオは2000年にCDMA方式で日本の携帯電話市場に参入しました。2004年には日立と合併し、カシオ日立(カシオ日立モバイルコミュニケーションズ)となります。とはいえその後も端末のブランドはカシオ、日立とそれぞれ分離されての販売が続きました。
カシオ日立時代は2004年から2010年までの7年間で、KDDIとソフトバンク向けにフィーチャーフォンを投入。キャリアの型番に則って製品をリリースしていましたが、カシオの携帯電話はタフネスさを持ちながらファッション性も持った同社の腕時計、「G-SHOCK」の精神を受けた「G'zOne」シリーズと、同じく同社のデジタルカメラのブランドを冠した「EXILIMケータイ」の2つのブランドのラインを持っていました。ただしこのカシオ日立時代はスマートフォンの投入はありませんでした。
そして2010年に今度はNECと合併し、NECカシオ(NECカシオモバイルコミュニケーションズ)となります。カシオブランドでは引き続きG'zOneシリーズが投入されましたが、EXILIMケータイは2011年に登場した「CA-01C」の1機種だけでした。しかもこのCA-01CはNECが開発した製品であることから、NECカシオ以降にカシオが開発した製品はG'zOneシリーズのみとなります。ちなみに日立ブランドの端末はNECカシオになってからは発売されていません。
さてカシオブランド、すなわちG'zOneシリーズで初のスマートフォンは2011年発売の「G'zOne Commando」でした。アメリカのベライゾン向けのCDMA端末で、カシオはCDMA端末を長年手掛けていたことから、同じ方式を採用するアメリカや韓国にもフィーチャーフォンの提供を続けていたのです。
続きは「わずか2モデルで撤退したカシオのスマホ事業がアジアに与えた影響」でお楽しみください。
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