多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はXperia Ear Duoと音声アシスタントのオススメ連携を紹介します。
筆者は本記事執筆時点で、台湾で6月5〜10日に開催されているコンピューター関連の総合展示会「COMPUTEX TAIPEI 2018」へ取材に来ています(記事が掲載される頃には終了しています)。せっかく自腹で海外を訪れているので、外音と音楽や音声をミックスして聞ける音声デジタルアシスタント機能付きイヤフォン「Xperia Ear Duo」がどのように活躍してくれるのか試してみました。
まず当たり前の話ですが、音声デジタルアシスタント機能は日本と変わらずに使えます。今回は海外で使用するということで、デュアルSIM対応のSIMフリースマートフォンとXperia Ear Duoを組み合わせていますが、それ以外は特に設定は不要です。時差や位置情報はAndroidスマートフォンが変更するので、天気について尋ねれば今回訪れている台北市の天気を案内してくれます。
ただし、海外ではradikoは聞けません。radikoは地上波ラジオを放送エリアに準じた地域で放送するサービスなので、海外からのアクセスは制限されています。radiko側の問題ですがちょっと残念ですね。
期待していたのは翻訳アプリでの活用だったのですが、現時点ではXperia Ear Duoのマイクを使えませんでした。今回はGoogle翻訳、Microsoft翻訳を試してみましたが、Xperia Ear Duoをスマートフォンに接続している状態でも、両翻訳アプリで使われるのは端末のマイク。Xperia Ear Duoのマイクは指定できませんでした。
マイクはXperia Ear Duo、翻訳結果の表示、音声出力がスマホに指定できれば、話したい相手にずっと端末画面を向けながら会話できるので便利ですよね。とは言えこれは翻訳アプリ側の問題。マイク、音声出力を自由に設定できるように仕様変更されることを期待したいところです。
仕組み的には、ユーザーの音声をXperia Ear Duoが聞き取り、翻訳結果をスマホでテキスト表示&音声再生、そして相手の言葉はスマホで聞き取り、翻訳結果をXperia Ear Duoで音声再生……というのはすぐにでも実現できそうです。ぜひ今後のアップデートで実装してほしいですね。
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