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9はまだ先すぎるので今年はこのスターウォーズで楽しもう!!

「ハン・ソロ」試写レビュー=これこそ我々が観たかったエピソード1である

2018年06月08日 12時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou)+ アスキー映画研究部




 米国ではすでに公開されいてる、スターウォーズシリーズの最新作「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」(原題「SOLO:A Star Wars Story」)が日本でも6月29日(金曜日)に公開となる.試写に参加できたのでレビューをおおくりしよう.

ソロは惑星コレリア出身
チューイは190歳なのである

 「ハン・ソロ」はご存じのとおり、スターウォーズ本編とは別の「アナザー・ストーリー」シリーズの第2弾である.第1弾は、2015年の「フォースの覚醒(エピソード7)」と2017年の「最後のジェダイ(エピソード8)」の間の2016年に公開された「ローグ・ワン」で、みんなも血湧き肉踊った、冒険映画だった.そう、ローグ・ワンこそが、スターウォーズのワクワクドキドキの正統な後継者であるとまでいう人もいたのである.

 そのアナザーの2つめが、この「ハン・ソロ」である.今回はエピソード8と9(未公開)の間のテンションをあげるための映画だ.

 ローグ・ワンは「新たなる希望(エピソード4)」の直前にデス・スターの設計図を手に入れるための同盟軍の活躍を描いていた.まさにサイドストーリーである.

 対してハン・ソロはその名のとおり、ソロの伝記である.いかにして、あの魅力的な人物が育ったのか、どういういきさつでチューバッカと友達になり、どうやってミレニアム・ファルコンを手に入れたのかが分かる.あの、信用できないけど憎めないマント男のランド・カルリジアンも若返って登場するのだ.

ランドはいつも賭場にいる

 エピソード4以降に出てくる、つまり我々がよく知っている人や乗物の過去を知る楽しさとともに、もちろん映画としての楽しさは十二分にもっているし、初めて出てくるキャラクターも魅力満載.

ローグ・ワンは女性が主人公
SW本編もすでに女性が主人公で
やっぱりハン・ソロもそうなのか!?

キーラはなぜここにいるのか!?

 悪役や師匠役も出てくるが、印象に残るのはソロの恋人キーラと、カルリジアンの相棒L3-37の2人の女性キャストである.ローグ・ワンもヒロインの印象がとても強く残っているし、そもそも最後のジェダイは主人公は女性であるからして、もはやスターウォーズは女性でもっているようなものなのかもしれない.男子が草食化しているのは世界的なのだろうなどと考えてしまう.

L3-37はSW史上、最強女性キャラである

 とにかくこの2人の女性の活躍がカギである.キーラを演じるのはエミリア・クラークで、L3-37はフィービー・ウォーラー.事前に調べておこう.

 監督はおなじみロン・ハワードで、自分は「ダビンチコード」シリーズより、昔のバックドラフトとかアポロ13が好きだ.別の監督で撮影が始まってから途中交代したらしいのだが、泣かせのウマさは健在.自分はハン・ソロで3回泣きましたよもちろんです.そして最後のどんでん返しまくりの楽しさもさすがですよええ.

2人の友情物語でもある

 新キャラというか、いろいろな星や地下やパーティー会場や賭場などなどのそこらじゅうにいる新参のみなさんがたのデザインも、またまた楽しい.この映画のために、新クリーチャーを500以上作ったというのだから、楽しいに決まっている.

ファルコン号はもともとランドの持ち物だよね.

 とにかくスターウォーズのエピソード4・5・6で育ったキミやボクは、これがエピソード1だと思ってみるといい.続編を2回分つくってほしくなるくらい楽しい映画なのであ~る!!!

米国のプレミアには監督にルーカス、出演者がズラリと集まった.一番後ろのめっちゃ背が高いのはもちろんあの人である....

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
6月29日(金)公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2018 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

監督:ロン・ハワード
脚本:ローレンス&ジョナサン・カスダン
製作:キャスリーン・ケネディ
出演:
オールデン・エアエンライク(ハン・ソロ)
ヨーナス・スオタモ(チューバッカ)
ドナルド・グローヴァー(ランド・カルリジアン)
エミリア・クラーク(キーラ)
ウディ・ハレルソン(ベケット)

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