Intel 8086から40周年、創業50周年、節目のてんこ盛り発表
AI搭載PCにCINEBENCHで7300スコアー超の28コア次世代Core Xデモ、Intel基調講演レポート
「Whiskey Lake-U」と「Amber Lake-Y」を予告、5G搭載PCは2019年
また、第8世代Coreプロセッサーの新しいエディション「Whiskey Lake-U」、「Amber Lake-Y」についても発表。詳細は語られなかったが、ステージにはWhiskey Lake-UやAmber Lake-Yを搭載したメーカー製PCも展示され、秋頃の登場を予告した。
「バッテリー」については、2012年頃はノートPCの駆動時間は8時間が一般的だったが、2018年現在では20時間を超えるモデルが一般的になったと解説。デルの「Dell XPS 13」などを例に、バッテリーの大型化やディスプレーの省電力化を駆動時間向上のポイントとして挙げていた。
「コネクティビティー」では、Intel製のLTEモデムやGigabit Wi-Fi搭載モデルが多数登場していることと、5Gへの取り組みについて語った。特に5Gでは2月に開催した平昌冬季五輪の公式スポンサーとして、4K動画のストリーミングやVR中継など、大会で導入された5G技術について解説。また、キックスタンドに5Gアンテナを搭載したテスト機をステージ上で紹介した。さらに5G対応モデム搭載PCについては、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo、Microsoftと提携しており、2019年にリリースを予定しているとのこと。
次世代「YOGA BOOK」に「Project Precog」、AI搭載PCがお披露目
「フォームファクター」では、ゲストにLenovoのSVP&GMのJEFF MEREDITH氏が登壇。MEREDITH氏は「PCはもっと携帯電話のような機動性が必要だが、それと同時に長時間使い続ける使い勝手の良さも必要」と相反する命題を突きつけられているという。この命題に回答するデバイスとして紹介したのが、年末に登場予定の「YOGA BOOK」次世代モデル。デュアルタッチディスプレーで薄型軽量。さらにディスプレーに表示されるキーボードはAI対応となっている。
「AI」では、「AI For PC Developer Program」をスタート。 OpenVINOとWindows MLの開発キットリリースについて発表された。さらにAI対応PCの登場も予告。ゲストとしてASUSのCEO JERRY SHEN氏が、Intelの講演が始まる直前に発表された、IntelのAI用プロセッサー「Movidius VPU」を搭載したコンセプトモデルのデュアルディスプレーPC「Project Precog」を持って登場。さらに世界初のMovidius VPU搭載ノートPCとしてASUSのZenbook Proも紹介された。
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