シャープは6月7日、12月に開始される新4K放送対応の外付けチューナーの開発表明と、新しい4K液晶テレビの発表を行なった。
東芝に続いてシャープも4Kチューナーを開発
4Kチューナーは11月下旬発売予定(価格は未定)。4K放送専用で8K放送には対応しない。
細かい仕様などはまだ未定とのことだが、2013年以降のHDMI端子を搭載するAQUOSで利用可能。ただし、HDR(ハイダイナミックレンジ)信号に関しては今回同時発表されたAQUOSからの対応となる。
外付けUSB HDDへの番組録画が可能なほか、テレビのリモコンで操作することもできる。
画像処理やAI機能を強化した4Kテレビをリリース
液晶テレビは「AQUOS AM1」シリーズとして3ラインナップを用意。60V型(予想実売価格 28万円前後)、50V型(同19万5000円前後)、43V型(同16万7000円前後)となる。
新モデルは画像処理エンジンに「AQUOS 4K Smart Engine PRO」を採用。映像ソースの解像度や映像レベルに合わせた高精細化処理を行なう「4K-Master アップコンバート プロ」に対応する。
また、液晶パネルは外光の反射を抑える「N-Black」パネルで、倍速駆動となる。
新4Kチューナーは内蔵しないものの、前述の4K外付けチューナーに対応。HDMIで放送向けHDR信号(HLG)の入力が可能となっている。
新機種はクラウドベースのAIサービス「COCORO VISION」に対応するが、このCOCORO VISIONがバージョンアップ。当日の天気の音声読み上げや録画予約履歴、アプリ利用の学習、背景動画Mの毎月更新などが加わる。
また、スマートフォンアプリ「COCORO VISION」では個人の好みを学習し、スマートフォンに追加表示できる。
テレビ側で表示されるのはあくまでテレビ(家族全員)の好みだが、個人デバイスであるスマートフォンに追加で情報を表示することで、個人の好みもフォローする。
なお、COCORO VISIONのバージョンアップの従来機への対応だが、外付けチューナーモデルを除くすべてのCOCORO VISION搭載モデルに適用されるとのことだ。
OSにはAndroid TVを採用。こちらも最新のAndroid 8.0がベースとなり、インターフェースなどが変わる。音声検索機能やGoogleアシスタント対応機器の操作、同社の白物家電(COCORO AIRやCOCORO KITCHENなど)の操作が行なえるようになる。
オーディオはオンキヨーと共同開発したシステムを搭載。サブウーファーも内蔵する2.1ch(3Way5スピーカー)システムで、テレビ前面に音を出力する構造を採用する。
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