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「α9」や「M.ZUIKO 17mm」「D850」「G9 Pro」が受賞 「カメラグランプリ2018」授賞式

2018年06月01日 17時30分更新

「カメラグランプリ2018」

「カメラグランプリ2018」で受賞した製品

 カメラ記者クラブが主催する「カメラグランプリ2018」の授賞式が6月1日に行なわれ、ソニー、オリンパス、ニコン、パナソニックの担当者らが表彰された。

 カメラグランプリは1年間に発売された優秀なカメラやレンズを選ぶための賞で、今年で35回目の開催。

トロフィーはカメラの形をしたユニークなもの

トロフィーはカメラの形をしたユニークなもの

 今回対象となったのは2017年4月1日~2018年3月31日の期間に発売された製品で、大賞はソニー「α9」、レンズ部門の1位はオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」、一般投票による「あなたが選ぶベストカメラ賞」には「ニコン D850」、カメラ記者クラブ会員の合議で決まる「カメラ記者クラブ賞」には、ニコン D850とパナソニックの「LUMIX G9 Pro」が選ばれた。

大賞に輝いたソニー「α9」。積層型CMOSセンサーを搭載することに膨大な人手と時間をかけたという

レンズ部門1位に輝いたオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」。フルサイズに比べてマイクロフォーマットは不利だが、ボケ味をうたえるレンズを開発した

「あなたが選ぶベストカメラ賞」と「カメラ記者クラブ賞」をダブル受賞したニコン「D850」

「カメラ記者クラブ賞」に選ばれたパナソニック「LUMIX G9 Pro」。スチルカメラとしての画質を磨くという信念のもと、長い間開発を進めてきた製品だ

 カメラグランプリ2018実行委員長を務めた朝日新聞出版の猪狩友則氏は、α9の受賞について、電子シャッターでありながら動体歪みを抑える「アンチディストーションシャッター」に触れ、デジタル一眼カメラの新しい形だと評価した。

朝日新聞出版の猪狩友則氏

朝日新聞出版の猪狩友則氏

 また、M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROについては、オリンパスがレンズ部門で3年連続受賞していることを称えるとともに、使い勝手の良さを評価。

 あなたが選ぶベストカメラ賞とカメラ記者クラブ賞をダブルで受賞したD850は、完成度の高さを評価し、特に一般投票では投票開始日からずっと1位の座を守り続けたとのことだ。

 同じくカメラ記者クラブ賞の輝いたLUMIX G9 Proは、パナソニックにおけるスチルカメラ最上位という点に惹かれた選考者が多かったようだと語った。

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