アップルは2019年に発売する3機種のiPhoneすべてに有機ELディスプレーを採用することを決めた——韓国メディアエレクトロニック・タイムズによる現地時間29日の報道を、アナリストは疑問視している。米ブルームバーグが伝えた。
報道によれば、台湾ユアンタ・セキュリティーズ・インベストメント・コンサルティングのアナリスト、ジェフ・プー氏は「来年、アップルが3機種の有機ELディスプレーモデルを発売する見込みはない」とうわさを否定した。
理由として、サムスン以外の有機ELディスプレー生産業者であるLGディスプレーがパネルの量産に苦戦しており、来年の生産台数を増やせる可能性が低い点を挙げている。
JPモルガンのアナリスト、ジェイ・クォン氏は「(報道が事実であれば)アップルが今年後半に安い液晶ディスプレーモデルを販売する目的が台無しになる。その判断を下すのは時期尚早だ」と述べたという。
アップルは今年、高価な有機ELディスプレーモデル2機種と、安価な液晶ディスプレーモデル1機種を発売すると見られている。年内生産量の比率は「45:55」になる見通しだ。
たしかに現時点の予測状況から、2019年にいきなり「100:0」になるのは考えにくい。
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