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エネルギー流通基幹システム「Panair Cloud」の新機能

新電力ベンチャーのパネイル、コストを大幅削減するRPA提供

2018年05月31日 13時50分更新

 パネイルは5月30日、エネルギー流通基幹システム「Panair Cloud」(パネイルクラウド)の新機能として、電力流通RPAソリューション「Panair Energy Automation」(パネイルエナジーオートメーション)を提供開始すると発表した。

 同社は、電力小売業務に対する効率化技術の研究開発に取り組んでいる。具体的には、パネイルグループの供給を通じて電力小売業務プロセスを平準化し、パネイルクラウドで流通する電力ビッグデータをAI活用を通じて分析。高度な水準の処理をテクノロジーの力で代替できるようになるレベルを目指してきた。

 結果、パネイルクラウドすべての機能がEnhanced Process Automation(CLASS2)以上の水準となり、大半がCognitive Automation(CLASS3)水準に到達したという。

 パネイルグループでは、顧客接点となる営業活動をのぞくすべての電力小売業務プロセスにおいて、自動化・省力化が進んでいる。グループ全体の売上に対する販売管理費比率は3%台となっており、これは同程度の供給規模をもつ小売電気事業者と比較して2分の1~3分の1程度の水準に相当するとしている。

 一連の実証成果および社会的なニーズの大きさを踏まえたうえで、今回のPanair Energy Automationリリースにいたった。

 同社の名越達彦代表取締役社長は、「パネイルはエナジーテック、エネルギー業界のテクノロジーベンチャーです。電力は自由化したがシステムはまだまだ古く、明確なソリューションがないままに業界が拡大していった。一方でネット系のテクノロジーは進化している。Panair Energy Automationは全体を一気通貫する、自動化、省力化できるRPAソリューションとして提供していく」とコメントしている。

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