ソニーネットワークコミュニケーションズは5月29日、クラウドサービス基盤との相互接続可能な拠点間ネットワークサービス「NURO閉域アクセス」を発表した。提供開始日は6月1日を予定しており、価格はオープン。
NURO閉域アクセスとAmazon Web Services(AWS)をはじめとする、各種クラウドサービス基盤との相互接続サービスも、7月中旬に予定している。
NUROの閉域網を利用することで、安全かつ安定した拠点間ネットワークを実現したという。拠点ごとにL2モード/L3モードでのネットワーク設定を制御でき、企業内プライベートネットワークを柔軟に構築できるとのこと。
AWSとの相互閉域接続の場合、“NURO閉域コネクト”“マネージドクラウドゲートウェイ”“AWSコネクト”を組合せることにより、安全なネットワークをワンストップで提供できるという。
運用管理ツールでは「クラウドポータル」でクラウド環境と一元管理が可能。AWS環境の管理とあわせ、NURO閉域アクセスの利用状況の確認や拠点ごとにL2モード/L3モードでネットワークの設定ができる。
クラウドサービスが広く普及し市場が成長する中、企業のシステム構築・運用でクラウド利用を前提とした「クラウドノーマル」の考え方が広まっているという。企業の拠点間ネットワークにおいては、よりセキュアで高速な閉域接続が求められ、クラウドサービス基盤との相互接続へのニーズが高いとするものの、コストと運用管理が障壁とのこと。
こうした課題を踏まえ、同社は安全で高速な拠点間ネットワークを実現させるため、複数の拠点を閉域網で接続できる「NURO閉域アクセス」の提供を開始したという。
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