KDDIは、「au発表会2018 Summer」と題した発表会を都内で開催。Netflixとの業務提携や利用料金セットの新プラン、夏商戦向けの各種キャンペーンなどを発表した。
Netflixの契約をただ売るだけではない
サービスや月5GBの通信量もプラスした新プラン
まずはNetflixとの提携。KDDIは、今春に代表取締役社長に就任した高橋誠氏の元で「ワクワクを提案し続ける会社」というキャッチフレーズを標榜しているが、その「ワクワク提案1」として発表された。
高橋氏によると、Netflix本社に初めて訪問したのは7年前とのこと。長らくアプローチし続けて、今回の提携に至ったという。とはいえ、ただauがNetflixを販売するだけではないと語る。その現われが新料金プランだ。
今夏に開始予定の「auフラットプラン25 Netflixパック」は、月20GBのauフラットプラン(税抜月6500円)と比較して、税抜月1000円のプラスで、「Netflixベーシック」(税抜月650円)、「ビデオパス」(税抜月562円)が利用可能。これに加えて、データ通信も5GBプラスされて、月25GBになる。
このパックに基本プラン(スーパーカケホ)、「auスマートバリュー」「スマホ応援割」を加えると、税抜月5500円から利用できることになる。なお、Netflixのサービスについては、追加料金を支払うことで、HD解像度のスタンダードプラン(プラス税抜月300円)、4K解像度のプレミアムプラン(プラス税抜月800円)に変更できる。
高橋氏によると、コンテンツと通信料金のバンドルについては、海外でも動きが見られるという。実際に今回のNetflixとの提携についても、米国でT-MobileとNetflixの取り組みが成功し、それが持ち込まれた形となる。また、スマホでどんどん動画配信サービスを活用するとなると、より通信量の制限がないプランを期待したくなるが、高橋氏は「MNOではそれはやるべきではないと言われるので差し控えている。それが可能な時代になったら検討する」とした。
「ワクワク提案2」は、KDDIのベンチャーファンド「KDDI Open Innnovation Fund」を通じて出資している、Telexistence社が開発した遠隔操作ロボットの量産型プロトタイプ「MODEL H」。
VRヘッドセットや触覚機器などを内蔵したデバイスによって、ロボットの遠隔操作が可能。視聴覚や触覚などを伝送するほか、ホイールにより、ユーザーの操作で移動することもできる。この夏にも都内にいながら、小笠原諸島が体験できるツアーを予定しているとのこと。
「ワクワク体験3」はすでに発表されている、大手町に開設予定の「KDDI DIGITAL GATE」。施設内には5G実証実験環境や周辺機器も用意され、ソラコムなどKDDI傘下のベンチャーを始め、オープンイノベーションを始めたいと考えている企業の集結を図る。
発表会の後半はかぐや姫、乙姫、織姫が登場
新社長もうれしそう!?
発表会の後半では、かぐや姫役の有村架純さん、乙姫役の菜々緒さん、織姫役の川栄李奈さんの3人が登壇し、華やかな雰囲気に。ここでは夏のキャンペーン内容が公表された。
具体的には、au STAR会員に抽選で7万名に7GBの通信量をプレゼントする「七夕ラッキーくじ」、家族で対象スマートフォンを購入すると、端末1台につき7000円がau WALLET プリペイドカードにキャッシュバックされる「家族ナツ割」の2つ。また、三太郎シリーズのCMの新展開としては、浦ちゃんの家のデザイン・アイデアを募集し、次期CMで登場させる「浦ちゃんの家 大ぼしゅう」を開始する。
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