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「MAINTS HOT TRIVET」発表:

かっこいいIH調理器 マインツから

2018年05月29日 11時00分更新

 あらおしゃれ。マインツが28日、写真映えするデザインにこだわった卓上IHクッキングヒーター「ホットトリベット HOT TRIVET」を発表しました。実売想定価格3万7800円から、今秋発売予定。まるい形で360度どこからでも操作できるのが特徴です。

マインツ ホットトリベット
想定実売価格3万7800円から
今秋発売予定
マインツ

https://maints.jp/c/hottrivet.php

 IH調理器は四角く、分厚く、スイッチが多く、操作パネルが片方しかない、という常識を変えようともくろんだ意欲作。ル・クルーゼのような鋳物ホーロー鍋でパーティーをするとき、卓上に出しても「あー家電あるね~~~」という気持ちにならないデザインにこだわりました。ちなみにトリベットは「鍋敷き」の意味です。

●業界最薄38mmスリムデザイン

 本体の薄さは38mmで同社によれば業界最薄。コンデンサーを初めとする部品のレイアウトを工夫したほか、回路を直列ではなく並列にすることでパーツを分離するなど、狭いスペースに部品をつめこむ高密度設計で薄型・円形を実現したそうです。円形にしたことでお鍋を置いたとき鍋敷きのようになじむデザインになっています。

●業界初ワイヤレスコントローラー

 火力調整にはなんとリモコンを使います。「アルカノイド」コントローラーのような円形デザインのリモコンをくるくる回すと火力が強くなったり弱くなったり。いままでのIHクッキングヒーターにあった、操作パネルの位置が左右どちらかに固定されることで「お客さんに火力調整をさせないといけないという気まずい場面」(同社)を解消するのが目的です。安全のためリモコンから電源をオンにすることはできません。リモコンのまんなかにあるボタンを長押しすると緊急停止できます。

●火力は5段階で調整可能

 火力は5段階。いまのところ150~1200Wを想定していて数値は検討中とのこと。パーティーメニューとして「トリッパやシチュー、ローストビーフを保温したり、オイルフォンデュくらいの調理ができる」(同社)温度を想定しているそうです。からだき防止/切り忘れ防止/小物検知/異常温度上昇防止など安全機能もそなえています。

●電源はマグネット式

 電源は磁石でくっつくマグネットプラグ。「家電っぽくなってしまうところなので気をつかってデザインした」(同社)といい、たとえば耐熱素材を使った黒い端子にシリコンカバーをつけてかわいく見えるよう工夫したそうです。電源コードにはペンダントコードなどに使われている布状の素材を使っています。

●デザインは白黒2種類

 デザインは白ベースに木目調フレームの「ホワイト×ウッド」、黒ベースにステンレスフレームの「ブラック×ステンレス」。ステンレスは金属加工で知られる新潟県燕三条仕上げ、そのぶん実売想定価格は5万4000円と高いです。

●卓上プレミアムブーム?

 ホットトリベットは高級ブランド「マインツ MAINTS」シリーズ、2016年発表の360度首振りをする扇風機「ピルエット PIROUETTE」以来の製品です。同社はツインバード工業100%出資のメーカー。マインツは量販店ではなく百貨店やインテリアショップで売っていくプレミアムラインとして展開しており、ピルエットは初速こそ伸び悩んだものの1年かけてよく売れたそうです。

 同社では「人と人をつなぐ」をブランドコンセプトとして「次の次」まで製品企画を進めているそうです。おなじ路線でキッチンをねらったメーカーには高級トースターでおなじみバルミューダがありますが、マインツはキッチンではなくダイニングテーブルをねらっています。シロカの高級炊飯器「かまどさん電気」も食卓に出してもらいたいと話していました。ぜいたく家電に卓上ブーム到来でしょうか。



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

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