「週刊アスキーの表紙を飾ったアイドルに会いに行く」をコンセプトにしたライブイベント「ASCIIアイドル倶楽部定期公演 」。2017年5月に始まった本イベントは、5月30日(水)に開催されるVol.13をもって1周年を迎える。このVol.13は1周年記念公演として、アスキーと馴染み深い3組が出演。今回はASCII.jpで「アップアップガールズ(アスキー) 」の連載を開始したアップアップガールズ(仮)から、佐保明梨さんと関根梓さんに、Vol.13への意気込みと現在開催中の単独ツアーについてインタビューした。
佐保明梨&関根梓から見た女子流とハコムス
――――ASCIIアイドル倶楽部定期公演は2回目の出演となりますが、前回(Vol.4)出演時との違いや公演への意気込みを聞かせてください
関根:前回は2017年の8月で、アップアップガールズ(仮)は7人でしたし、妹分であるアップアップガールズ(2)との公演でしたが、今回は人数が5人になってから初の「ASCIIアイドル倶楽部定期公演」なので、東京女子流さんとハコイリ♡ムスメのファンの皆さんにも5人になったアプガを見てもらえるいい機会だと思っています。5人になったけど、人数が減って寂しくなったとか、そういった印象を与えるのではなくて、「5人でもパワフルだな」「これからどうなっていくんだろう」というような、今後を期待できるようなステージをお見せしたいです。
佐保:前回出演時にはなかった、「アップアップガールズ(アスキー)」を始めてから初のステージになるので、(アスキー)を背負っているからには、私たちが一番アスキーらしいところを出していきたいなと思っています。
――――今回共演する東京女子流さんとハコイリ♡ムスメさんのイメージを教えてください
関根:東京女子流さんは、こういう形で共演するのが久しぶりなので、とても楽しみです。アーティスト宣言をするなど色々あったと思うのですが、グループとしてカッコよくなっていて、以前までの「かわいい」イメージと違うグループになっている印象があるので、実は共演するのはちょっと緊張しています。
ハコイリ♡ムスメさんとは同じイベントに出たことはありますが、距離の近い共演をするのは初めてだと思います。メンバーの古川小夏がハコイリ♡ムスメさんの楽曲を振り付けさせていただいている縁があるので、なんとなくどんなグループでこんな子がいるよ、みたいなのは聞いているけど、初共演という形になると思うので楽しみです。
これからもアプガであり続けるための挑戦
――――今後の活動についてですが5月3日から単独ツアーである「7周年ツアー~Still Goes On!!~」が始まりましたが。前回の「ド根性ツアー」との違いや特に見てほしいところがあれば教えてください。
佐保:前回は「原点回帰」がテーマだったので、私達も初心を思い出すようなセットリストにしたり、改めてファンの皆さんにどう楽しんでもらうためにLIVE以外の部分でも企画を考えたりしました。ツアーを通して自分たちも大切なモノを思い出すことができたと思います。なので、そういったいいところは続けていきつつ、それを踏まえて進化していくところを見てもらいたいです。
今回のテーマは「Still Goes On!!」で「まだまだ行くぜ!」っていう意味です。1日2公演やるのも久しぶりだし、DAY/NIGHTで構成をガラッと変えて公演するは初めての挑戦になります。この全然違う2つのアプガをちゃんと使い分けていけるようになりたいな思っています。DAY公演では「これぞアプガ」というお祭り騒ぎで盛り上がれるアプガを、NIGHT公演では「こういう曲も歌えるんだ」と思ってもらえるカッコいいアプガを、それぞれ見せていきたいなと思っています。
――――NIGHT公演はアプガにとって新しい挑戦に見えます。NIGHT公演についてもう少し詳しく聞かせてください。
関根:アプガをこれまで応援してくれてきたファンに皆さんにとって、DAY公演はいつもの私達というか、アプガの強みであるファンと一緒に盛り上がれる公演にできるのは想定していました。でも、NIGHT公演は、魅せるアプガというか、ステージでパフォーマンスしているアプガをじっくり見てもらいたくて、そういう構成とセットリストにしています。だからDAY公演はこれまでのアプガを好きな方からすれば入りやすい公演だと思うぶん、NIGHT公演はセットリストを決めるのもすごく苦労しました。
スタッフさんとも何回も話し合って頭を悩ませました。だからこのNIGHT公演は、今までファンの皆さんと一緒に作り上げてきた盛り上がるアプガだけじゃなくて、もう一つの道を作っていきたいという意思表示でもあります。だから、聴かせる曲も多いし、ダンスだけのパートもあるので、体は動かなくても聴いているだけで心が動くようなステージにしていきたいと思っています。DAY公演はいつもの私達なので、安心感はあると思います。でも、そこで終わりたくないという思いがあります。特にNIGHT公演で披露している新曲はまだまだ完成していないと思っているので、このツアーで成長させていきたいと思っています。
佐保: DAY公演に関しては自分達が積み上げてきたものがあるので、良いステージを見せられるだろうっていう自負はあって、そこの部分は自信を持っています。でも今回は7周年ツアーですけど、私たちは8年目以降もずっと続けていきたいと思っています。それを前提にして長い目で見ていこうと思ったときに、「それ(DAY公演)だけじゃダメだな」って思ったんです。続けるっていうことを考えると、NIGHT公演のようなステージを満足してもらえるってことが大事なんじゃないかと。
私達は一時期、とにかく盛り上げたいという思いが強すぎて「盛り上げないと病」みたいなのにかかってました(笑)。そのときは、とにかくお客さんに声出してもらって騒いでもらって、そういうのが盛り上げることだと思っていたんです。でも、盛り上げるってそういうことだけじゃないことに気付いて。この先長く続けていくには、静かに聴いていても楽しく思ってもらえるような、いろんな楽しみ方をしてもらえるようなグループにならないといけないと思っています。なので、今回のNIGHT公演は挑戦だと思っています。自分達が安定した場所にいないように。だからあえて難しい公演にしたいと思って作りました。今回は1日2公演あるので、「アプガに興味はあるけど静かに観たいと思っいてた」とか、普段なかなか参加しにくいと思っている方がいたら、逆にNIGHT公演はすごく入りやすいと思うので来てもらいたいと思っています。
個の輝きが強くなった5人でいつもとは違う景色の夏を迎える
――――「ド根性ツアー」から今回の7周年ツアーが始まるまでは、5人が集まらない状態でのステージが多くなるなど、ソロ活動が活発だったと思います。この期間はアプガにとってどのようなもので、その期間に得たモノをどう今後の活動につなげていきたいですか?
関根:ここ最近は本当に5人がそろうことが少なくって、5人が集まるようになったのはここ最近なんです。だから改めて5人で一緒にいる時間が多くなって思うのは、各メンバーのキャラがより際立つようになったというか、個性が見えるようになったというか、一人ひとりの光が強くなったのは感じます。それぞれ自分が表現したいことを表に出すようになったなと感じていて、これまでよりおもしろくなりそうだなと思っています。その分ぶつかり合うようにもなってるんですけど、それがおもしろいなって。だから久々に仲間がライバルみたいな、ハロプロエッグ時代を思い起こすような切磋琢磨していく状態が楽しいなって思っています。
佐保:私は3月にソロライヴやらせてもらったんですけど…あ、3月か!まだ2カ月しか経ってないんですよね。すごい昔な気がする(笑)。そのソロライヴがすごい大変で、ほとんど自分の好きにやらせてもらったぶん、考えることが多くて頭が痛くなってしまいました。ソロライヴのタイトルを「Destroy the Brain」にしたからバチが当たったんじゃないかっていうくらいずっと頭が痛くて、病院でも検査してもらったくらいなんですけど結局どこも異常はなくて、ライヴ終わったら痛みも引いたんです(笑)
――――そのライブのタイトルにもなっている佐保さんのソロ曲「Destroy the brain」は自身で作詞されたんですよね?
佐保:作詞はソロライブでいちばん大変でした。思っていることや伝えたいことを言葉にしていくことってすごく大変でした。「佐保明梨」が作詞することの意味を考えていたからだと思うんです。だから、アプガが歌いそうな歌詞になるのは嫌でした。なるべく、前向きだったり熱い言葉だったりは使わないようにしました。そしたら暗めの詞になっちゃったんですけど(笑)、でもそれはそれで私らしく、自分でしか書けない詞になったのかなとは思います。
完成するのがギリギリで、スタッフさん含めてほぼ全員が諦めていた中で完成しました。そこから曲もつけてもらって、っていうバタバタの中で完成したソロ曲です。すごくバタバタしましたけど、新しい音楽との関わり方ができてとても勉強になりましたし、いい挑戦になりました。
――――これからツアーを回って5人体制初のアルバムを発表し、それを駆け抜けたら夏が始まります。アプガといえば夏、というイメージを持っているアイドルファンも多いと思いますが、今年の「アプガの夏」にかける思いを教えてください。
関根:今年は今までの夏と比べて、これまで一緒に戦ってきたグループがいなくなった夏でもあります。それはすごく寂しいと思っています。私達も人数が少なくなりました。でも、そのぶんアップアップガールズ(2)やアップアップガールズ(プロレス)っていう妹分グループが増えて、グループ自体は大きくなりました。アップアップガールズ全体としてどう存在感を見せていく勝負の夏になると思います。
なので、これまで以上に帯を締め直して頑張ります。もし応援してもらえるのなら、解散するグループのファンの皆さんの受け皿に私達がなりたいです。ツアーのNIGHT公演のようにこれまでとは違ったアプローチなどで、多くの人がが楽しんでもらえるようなグループになっていければと思います。
佐保:アプガ(仮)としては今年は5人で迎える初めての夏なので、新結成のグループのつもりでやっていきます。私達が初めて大きなフェスに出た時に「あ、アプガってこんなグループなんだ!」「アプガってすごいグループだね!」って沢山の方に言ってもらえたのがほんとうに嬉しかったです。5人になったアプガ(仮)が新しいグループとして多くの人に衝撃を与えて、また新しい気持ちで見てもらえるように、この夏を頑張っていきたいと思います。
今回は週刊アスキー1179号の表紙に登場してくれた佐保明梨さんと関根梓さんによる熱いインタビューになった。2017年9月にメンバー2人が卒業し、7人から5人となったアップアップガールズ(仮)。5人体制になっても、まだまだ新しいことに挑戦したいと語る2人に、グループとしての強さを感じた。
そして5人体制となってから初のASCIIアイドル倶楽部定期公演の出演となり、またAKIBAカルチャーズ劇場での公演も5人体制になってからは初となる。アプガファンにはお馴染みだったAKIBAカルチャーズ劇場で初めての5人のステージ。常に新しいことに挑戦しているアプガ(仮)よる5人体制初のステージに、是非見届けに来て欲しい。
ASCIIアイドル倶楽部定期公演1周年記念公演が5月30日(水)に開催決定!
2017年5月にスタートしておかげさまで1周年を迎えた「ASCIIアイドル倶楽部定期公演」。5月30日(水)開催予定のVol.13はアスキーと馴染み深い、アップアップガールズ(仮)、東京女子流、ハコイリ♡ムスメの3グループが一挙集結します。チケットはPigoo Liveにて販売中です。当日券も若干数ですが用意しております。
アップアップガールズ(仮)は2011年に結成されたアイドルグループ。ステージ上での熱くて激しい歌唱とダンスがアイドルファンの間では評判で、Vol.4公演に出演しました。
彼女たちの90曲近くある楽曲を全て披露する「全曲LIVE」がいつか開催予定とのことです。この「全曲LIVE」に向けて、「今アプガがやるべきことを全部やる」をテーマに色々なことにチャレンジしていく企画アップアップガールズ(アスキー)をASCII.jpで展開しています。
東京女子流は、2010年結成のエイベックス所属のガールズ・ダンス&ボーカル・グループ。名前のとおり、東京からアジアそして世界へ「音楽の楽しさを歌って踊って伝える」ことをコンセプトとして活動。Vol.5公演とVol.9公演に出演しました。ASCII.jpの連載「TOKYO AUDIO STYLE」で、「加速度」という楽曲のハイレゾ音源がまでの過程を追っていました。
ハコイリ♡ムスメは主に80年代から90年代までのアイドルソングの名曲をカバーしたり、ちょっぴり懐かしいティストのオリジナル曲を披露しているアイドルユニットで、Vol.7公演に出演しました。週刊アスキー秋葉原限定版の連載「ハコイリ♡ムスメのレトロアイテム体験記」に毎月出演しています。
開催概要
公演名 「ASCIIアイドル倶楽部定期公演Vol.13」
主催 ASCII(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)
出演 アップアップガールズ(仮)、東京女子流、ハコイリ♡ムスメ
開催日時 2018年5月30日(水)19:00(開場18:30)
チケット販売サイト Pigoo Live
開催場所 AKIBAカルチャーズ劇場
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-7-6 AKIBAカルチャーズZONE 地下1階
JR「秋葉原」駅 電気街口から徒歩4分、東京メトロ銀座線「末広町」駅3番出口から徒歩5分
料金 3500円(当日券4000円)+1ドリンク500円
アップアップガールズ(仮)Information
新アルバムが6月19日に発売決定!!
5人組アイドルグループで常に戦い続けるLIVEアスリート集団、アップアップガールズ(仮)の自身5枚目となるフルアルバム「5thアルバム(仮)」が2018年6月19日に発売。価格は3000円+税。10曲もの新曲を含んだ5人体制の決定盤とも言える1枚だ。
アップアップガールズ(仮)7周年ツアー~Still Goes On!!~
チケット料金は全自由5500円。下記の日程で開催予定。
■2018年6月2日(土)F.A.D YOKOHAMA(神奈川)
【DAY】開場13:30 / 開演14:00
【NIGHT】開場17:30 / 開演18:00
■2018年6月9日(土)札幌KRAPS HALL(北海道)
【DAY】開場14:30 / 開演15:00
【NIGHT】開場18:30 / 開演19:00
■2018年6月23日(土)柏PALOOZA(千葉)
【DAY】開場14:00 / 開演14:30
【NIGHT】開演18:00 / 開演18:30
■2018年6月30日(土)大阪MUSE(大阪)
【DAY】開場14:00 / 開演14:30
【NIGHT】開場18:00 / 開演18:30
■2018年7月1日(日)名古屋SPADEBOX(愛知)
【DAY】開場13:00 / 開演13:30
【NIGHT】開場17:00 / 開演17:30
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