週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

人気製品「超音波ウォッシャー」小型軽量化:

シャープどこでも洗濯機 化粧ポーチにすっぽり

2018年05月29日 11時00分更新

 シャープが29日、超音波で衣類の汚れを落とすモバイル洗濯ツール「超音波ウォッシャー」新製品を発表しました。2年前の製品よりも小型・軽量化して、化粧ポーチにおさまるサイズに。おでかけ中、服に食べこぼしがあってもサッと汚れを落とせます。目のつけどころが食いしんぼだ……!

超音波ウォッシャーUW-S2
市場想定価格 1万5000円前後
6月21日発売
シャープ
http://www.sharp.co.jp/sentaku/uw/

 超音波ウォッシャーは2016年の発売から累計10万台を売っている人気の洗濯ツール。38kHzの超音波振動でちいさな泡を作り、泡がはじける力で繊維の奥に入りこんだ汚れを落とすという原理の製品です。テレビ番組「ぴったんこカン・カン」で高橋一生さんがハイテンションに語っていたこともヒットの要因となりました。実際面白いくらい汚れが落ちるんですわこれ。

●超音波ウォッシャーの使い方
1.洗面台や洗面器の水に衣類をひたす
2.先端の金属部分「ホーン」でなぞる
3.真水で汚れをすすぐ

●超音波ウォッシャーで落ちる汚れ(例)
・ワイシャツやポロシャツの皮脂汚れ
・ダウンコートの袖口の黒ずみ
・帽子についたファンデーションや皮脂汚れ
・うわばきの黒ずみ
・給食エプロンのカレー汚れ
・ダウンジャケットのえり
・トートバッグの黒ずみ

 新製品は基本性能そのまま小型・軽量化に成功。従来比でサイズ約40%、重さ約50%になり、化粧ポーチなどに入れられるコンパクトさになりました(サイズは幅26×奥行き22.5×高さ165mm、重量は本体のみで約100g)。従来は充電用USB端子にキャップをつけて水が入らないようにしていましたが、新製品は防水仕様のUSB端子を搭載してキャップをなくしています。

 小型化のため、新製品では先端丸型の小さな超音波ホーンを新開発。修正ペンで汚れを消すようなイメージで使えるようになりました。

 外で使うときは同梱のパフケースを使用。汚れにパフをあてて衣類の裏側からなぞることで、汚れをパフにうつして落とすしくみです。

 一方、小型化にともないバッテリー持続時間は30分から15分に半減。連続使用時間も5分から3分に短くなりました。カラーはシルバー/ピンク/バイオレットの3色です。

 コンパクトモデルと同時に、従来と同じサイズの製品もUSB端子が防水仕様になって新登場。ただし今回は外出先で使うパフケースの同梱がありません。ふつうの化粧用パフでかまわないということだったので、とくに純正品が付属しなくても不便はないはず。

 小型・軽量化は利用者の意見から。同社では2年前の製品でも外に持ち出してもらえるだろうと考えていましたが、利用者からは「サイズが少し大きい」「少し重い」と忌憚なきご意見が。利用者220人を対象にした調査では約9割が家でしか使っておらず「出かけるとき一緒にもっていってもらえるようなエチケット商品」という位置づけで新製品をつくることにしたそうです。

 利用実態としては予洗いや部分洗いがメインで、6割がほぼ毎日のように使用しています。洗ったものにはシャツやブラウスだけでなく、かばんやポーチ、コートやジャケットなど洗濯機で洗いづらいものも多かったそうです。

●超音波ウォッシャーで洗ったもの
1位 ワイシャツ、ブラウス、ポロシャツ
2位 かばん・ポーチ・帽子
3位 ズボン、スカート、ワンピース
4位 コート・ジャケットなど

 超音波ウォッシャーは競合アクアの「COTON」に比べても、音が静かで、汚れ落ちがよく、衣類の傷みが少ないのが特徴。パナソニックの小さな電動歯ブラシ「ポケットドルツ」のようなかわいいサイズになっても同じ性能というのは良いですね。防水仕様になったのもうれしいです。個人的には電池のもちをもうすこしよくしてほしかったのですが、むずかしいんですかねー。。。



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

人気の記事:
育児はすごい、地獄と幸せが同居している」「スマホどうぶつの森が地獄でした」「谷川俊太郎さん オタクな素顔

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります