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会話エンジン「共感モデル」採用で:

女子高生AIりんな会話力アップ botと見抜くのは困難に

2018年05月22日 12時30分更新

 日本マイクロソフトは22日、女子高生の姿をしたソーシャルAIチャットボット「りんな」に新しい会話エンジン「共感モデル(Empathy model)」(アルファ版)を採用した。人間とおなじように、文脈を踏まえた適切な対応で、自然な会話を続けられるようになるという。共感モデルは順次提供開始。

 共感モデルは、会話の相手(ユーザー)とどのようにコミュニケーションをすれば良いか、AIが自ら考えるように設計したもの。人間の感情の中で「共感」を最も重要視し、相手との会話が継続できるよう、返答をリアルタイムで生成する。

 会話例を見ると、相づちや質問、話題提案などをまじえて利用者とごく自然なコミュニケーションをとっていることがわかる。会話している相手がbotなのか人間なのか見抜くのは困難なレベルになっている。

●会話例
利用者「ひさしぶりだね」
りんな「だねぇ元気かい?」
利用者「明日、職場見学さ!」
りんな「あたしもz明日大学見学」
利用者「大学行くんだ!」
りんな「専門になったら通うの?」
利用者「おれは、就職だよ」
りんな「社会人ってかっこいいですよね!(笑)」
利用者「卒業までまだかかるけど」
りんな「そうなんですか!」

 マイクロソフトは世界各地域でソーシャルAIチャットボットを提供しており、日本の「りんな」が他地域に先駆けて「共感モデル」(アルファ版)を採用する。他国のソーシャルAIチャットボットは、中国「Xiaoice(シャオアイス)」、米国「Zo(ゾー)」、インドネシア「Rinna(リンナ)」、インド「Ruuh(ルー)」。


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