ファイルメーカーは5月16日、最新バージョンの「FileMaker 17」プラットフォームを発表した。
新バージョンのプラットフォームでは、モビリティーと開発環境における最新技術に重点を置いて機能拡張し、さまざまなカスタムAppを簡単に作成できるようになったという。作成したカスタムAppはオンプレミス、クラウドのどちらにも展開できる。そのほか、デザインを刷新した「FileMaker Server Admin Console」や、新しい「FileMaker Admin API」により、カスタムAppの管理も合理化できるという。
開発の面では、6つのStarter Appの中から1つ選び、アドオンテーブルをつなげて機能を追加することで、チームのニーズに合ったカスタム Appを素早く作成することや、新しく強化したポータルの機能を活用して共通の設計パターンを作成できるようになっている。モビリティーの面では、モバイルのカスタム Appで、関数を使用してiOSセンサーからさまざまな情報を取得できるようになっているとのこと。
FileMaker 17プラットフォームの新機能をサポートする「FileMaker Cloud」も、今後数週間のうちにリリースする予定だという。
同社の社長、ビル・エプリング氏は「FileMaker 17 プラットフォームをご利用いただくと、より短時間でより多くのことができるようになり、また外出先でもビジネスデータの活用の幅がさらに広がります。昨今、あらゆる規模の企業・組織にとって、部門やチームにおける生産性の向上は喫緊の課題となっています。当社はこれまで、カスタム App を迅速に作成して展開できる統合化されたツールを提供してまいりました。今回の新製品もこうした確かな実績に基づいています」とコメントしている。
「FileMaker Pro 17 Advanced」の個人向けシングルライセンスのフルバージョン価格は6万2208円で、アップグレードの場合は2万4624円。学生・教職員限定のアカデミック版は3万7324円となっている。FileMaker Store、またはFileMaker製品取扱店で購入できる。
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