「シーザーレタス牛丼」
すき家
5月16日発売
500円(並盛)
http://www.sukiya.jp/news/2018/05/20180514.html
サラダ系と思いきや味が濃い
すき家本部が展開する牛丼チェーン店「すき家」は、5月16日から「シーザーレタス牛丼(並盛500円)」「シーザーレタスカレー(並盛640円)」を発売する。いち早く試食する機会があったのでレポートする。
まずは「シーザーレタス」ってなんなの、という話。レタス、グリーンリーフ、赤パプリカ、角切りのベーコンに、レッドチェダーチーズとゴルゴンゾーラチーズ、ブラックペッパーを合わせたコクのあるクリーミーなソースをかけているもの。
これを、既存の牛丼とカレーにトッピングしたと考えればよろしい。もちろん「豚丼」にもトッピングできるほか(並盛530円)、サラダとして単品で注文も可能(150円)。
シーザーレタス牛丼(or豚丼)を頼んだときは、いつもの丼ではなく、すき家がカレーを提供するときに使用する茶色の大皿に盛り付けられ、お箸のかわりにスプーンが添えられる。ちなみにこのお皿、以前は青白いものだったがリニューアルしており、保温性が高まっているとのことだ。
さっそく食べてみる。おっ、濃いな! 味が強いなー! というのが第一印象。人によっては「しょっぱい」と感じるほどかもしれない。
なぜかといえば、もともと牛丼というのは味がしっかりついているわけで、それにシーザーソースの味が加われば、そりゃ濃いわなあ、となる。食感についてはそれほど違和感がない。サラダ牛丼という感じだ。そのまんまだけど。すき家はいろいろな牛丼のバリエーションを展開しているが、その中の一つと考えればそれほど違和感はない。
レタスのシャキシャキ感でさっぱり、という感じではない。むしろタコライスに近いといえば伝わるだろうか。濃いめでパンチがあるテイスト。多くの人に受けいられる……というよりは、好きな人はとても好き、そうでない人はちょっと濃いかなと敬遠する、そんな仕上がりに思える。
むしろカレーのほうが、シーザーレタスのトッピングと相性がいい感じはある。カレーのソースの味が強いぶん、シーザーソースがよい意味で目立たず、アクセントのような雰囲気。シーザーレタスを箸休めのように食べてもいいし、混ぜて食べてもいい。いずれにしても味は濃いめだが、カレーのほうが「具材が一体になる」食感があるといえようか。
そういったわけで、「すき家にシャキシャキな夏到来。」とリリースでうたっているわりには結構ガッツリな味わいねアナタ、という感想。ボリューミーというわけではないが、ヘルシーでさっぱり! という感じでもなく、意外とありそうでなかった雰囲気でもある。
そういう意味では、「夏ですからさっぱりと大根おろし、ポン酢なんかどうでしょう」などではなく「ワハハ、シーザーサラダのせちゃいました! カレーでも豚丼でもトッピングできますよぉ」という勢いのよさは、さまざまなトッピングの牛丼で知られるすき家らしい個性の強さといえる。安易にスッキリシャッキリ路線にはしないのである。
「レタスを使用した」と聞けば、意外とさっぱり食べられる薄味メニューかと思えばさにあらず。じっくりと味を付けたパワフルな新作に仕上げてきた。やや好き嫌いは分かれそうだが、インパクトは十分。チェックされたし。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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