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琵琶湖のほとりでパナの強みを見た:

パナソニックエアコン工場見学ホコリすごかったですレポ

2018年05月15日 11時00分更新

●技術にかける誇りを感じた

 楽しいエアコン工場は終わり、感想は以下の3点にまとまりました。

・独自基準の試験すげー
・ロボット設備大がかり
・でも人間めっちゃ多い

 ホコリ試験室をはじめとする試験室ではパナ独自基準の品質審査をしています。カシオの腕時計「G-SHOCK」の試験室を見たときとおなじ「やりすぎでは?」という感動をおぼえました。

 パナ製最新エアコンの特徴であるホコリレスコーティングはロボットが実現しているというのは驚きでした。逆に作業員さんがめっちゃ多いのも驚きでした。最近は工場見学をすると工程が自動化されていることも多いため、新鮮な感動がありました。からくりじかけなどをつくって省工程化するような工夫もありましたが基本的には人間の感覚がものを言うのですね。職人を感じます。

 今年はパナソニック100周年。旧松下電器産業がホームクーラーの生産をはじめたのは1957年、1988年には空気清浄機能を搭載した「エオリア」を発売するなど、先進的な製品を開発してきました(エオリアブランドは形を変えて2016年に復活しています)。

 エアコン普及率が9割を超えた国内市場で消費者に選んでもらえるよう、高級品はホコリレスコーティングをはじめとした最先端の技術をつめこんで開発しています。最近は海外からの視察も多いようで、全体にパナの技術開発にかける誇りを感じた工場でした。

 とはいえ一番の思い出は「試験室のホコリすごかった」ということなんですけど。あのお手製感あふれる試験装置をもう1回見たいです。

帰りに見かけたパナソニック100周年記念ポスター海外版。かっこいい



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

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