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女の子による指ツンツンやVTuberアプリなどの展示がヤバい!Uniteレポ

2018年05月11日 21時00分更新

 HTC NIPPONのブースでは、最新のVRヘッドセット「VIVE Pro」の前面カメラを使ったコンテンツのデモが行なわれていた。1→10が開発した「RunioMe」は、ARで表示された人と当たらないように避けるというコンテンツ。コンテンツとしてはシンプルだが、人はどんどん増えていくので、最適なルートを瞬時に判断する能力が必要。

最後の方には、ありえない大きさの巨人も登場。現実世界とCGが重なったARでも、非現実的なモノを登場させることでおもしろさが生まれる

 また、服が触れたりする気配がないため、現実とまったく同じと考えていると、反応が遅れてしまう。意外に人間は、視覚以外も頼りにしているものだと感じた。どれだけ人を避けられたかでスコアーが表示されるのだが、シンプルながらパーフェクトが取れないと、なかなか悔しいコンテンツだった。

 VIVE Proのカメラは、外部の映像を取り込むことができる。それにより実現できたコンテンツだが、コンテンツの仕様か、外部カメラの解像度の問題か、かなり現実世界はボヤけて見えた。もともと補助的な役割で搭載されたカメラなので、解像度は高くはないとのことだが、従来の「VIVE」のカメラよりは高精細で、人の顔を認識できる程度は可能だった。

 インテルブースではCore i9などを搭載した最新の高性能PCにて、余っているCPUコアをUnityに活用するデモを行なったり、Radeon RX Vegaを内蔵した第8世代CPUを備えたNUC「Hades Canyon」の展示が行なわれていた。

Unityの「Realtime Global Illumination」や「Dynamic Wake Effects」をオンにすることで、CPUの使用していないコアを活用し、エフェクトや描画がよりよくなるという

 描画処理=GPUと思われがちで、GPUの負荷ばかり掛かっている場合があるが、最新のCPUはコア数が多く、余力を持て余していることが多いので、CPUでの処理を可能にする機能をオンにして、もっと余りあるCPUパワーを使っていって欲しいという。

「Hades Canyon」はゲームによってはVRゲームでも90fpsでプレイすることが可能とのこと。最新のAMD製GPUを搭載することで、小型ながらパワフルな描画処理能力備えるという。熱処理を効率よく行なうための隙間があるため、Skylake-Hを搭載した従来の「Skull Canyon」よりもやや大きいが、この小型サイズでVRゲームも遊べるというのは魅力的だ。

Radeonを搭載することで、動画を60fpsに補完する「Fluid Motion」や「FreeSync」、スマホで各種設定や録画なども行なえる「AMD LINK」も活用できそうなので、そうした機能を使いたい人にも◎。価格が気になるところだが、小型PC好きは要注目だ。

 マウスコンピューターは、Unityで制作されたリアルタイムレンダリング機能を使った短編映画「ADAM」のデモを行なっていた。使用していたPCは、CPUにCore i7-8700K、グラフィックスにGeForce GTX 1080を備えた「NEXTGEAR-NOTE i71130PA1」(税別58万9800円)。

 ADAMは動作が重くGTX 1080でもシーンによっては、60fpsを下回ることがあるという。Unityの最新の機能をできる限り快適に使うには、それなりに高性能なPCが必要なようだ。

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