本アクティビティは国王からの命を受けて、大魔王ゾーマと戦いに旅立つ冒険者の物語となっている。本作は戦士×2、魔法使い、僧侶の4人パーティーにてプレイする。誰がどの職業になるかは、プレイ開始前に決め、名前や身長、性別、言語、利き手をエントリーシートに書き込む。
名前はプレイ中に表示される名称。アルファベットまたは平仮名5文字で付けることが可能。もちろん本名でなくあだ名や通称などでも問題ない。
戦士は見た目ハンマーのような割と重みのあるデバイスを利き手に持ち、顔を覆えるようなサイズの盾用デバイスを利き手とは逆側の腕に巻き付けられる。
剣用のデバイスは約700グラムほどあるとのこと。開発当初はもっと大きく、重量があったようだが、その理由としては振って敵に当たった際に、中にあるハンマーが打ち付けるような仕掛けによる衝撃を手に伝えるためだという。さらに、振動も行なわれるため、敵を斬りつけた際のリアリティーのある反応が手に伝わる。
一方、魔法使いと僧侶は杖のようなデバイスを利き手に、逆側の手には手に巻き付けるトラッキング用の板状のものにセンサーが付いたデバイスを取り付ける。
魔法は左手を掲げると目の前に3つの魔法陣が現れるので、使いたい魔法を利き手側の杖で指し示すと杖に魔法が宿り、後は攻撃したい敵に視点を向けて杖を振ると、その方向に魔法が飛ぶという。魔法は放たないでいると自然にチャージが行なわれ威力が増すそうだ。
各種デバイスを装着して冒険の準備を行なう
エントリーシートを書き、プレイ方法などの解説が終わったら、いよいよアリーナ―に入り、VRヘッドセットなどを装着する。プレイヤーであるつばさは戦士を選択。まず背中にVRヘッドセットを動作させるためのバックパックPCを背負う。こちらは、攻殻機動隊の時と同じくMSI製の「VR One」だ。
そして、HTCのVRヘッドセット「VIVE」を装着。剣は利き手である右手に持ち、そのデバイスから伸びたケーブルを二の腕に巻き固定。左手には盾用デバイスを巻き付けて固定する。
ドラゴンクエストVRは、攻殻機動隊のときとシステムを一新。攻殻機動隊の時はVRヘッドセットや手足に付けるデバイスにセンサーが搭載されており、その位置を読み取る方式だったが、今回はその逆で赤外線センサーは天井に複数配置され、各デバイスに付けられた白い球体が赤外線が反射し、位置をトラッキングするという。
また、攻殻機動隊の時はこのアリーナのエリアには、1組だけが入りプレイしていたが、ドラゴンクエストVRでは同時に3組がプレイできるようにエリアを3分割にしているという。
また、その3組同時プレイを実現するため、PCと接続するための無線LANルーターも、以前は1台のトライバンドルーターだったが、業務用のルーターを3つ用意しているそうだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう