Astell&KernとJH Audioのコラボイヤフォン「Billie Jean」を聴いた！

2018年04月28日 16時25分更新

Astell&KernとJerry Harvey Audioのコラボレーションモデル「Billie Jean」

　中野サンプラザで開催中の「春のヘッドフォン祭 2018」で、アユートがAstell&KernとJerry Harvey Audioのコラボレーションモデル「Billie Jean」を展示。

　BAドライバーを2基搭載した、ユニバーサルタイプのIEM。同社の製品として比較的価格を抑えながら、複数のドライバーを搭載した際の時間軸と各帯域の位相を制御する技術「freqphaseテクノロジー」を採用するほか、ノズル先端にアコースティックチャンバーを設け、特に高音に最適化を施した新技術「アコースティック・チャンバー・サウンド・ボア・デザイン」を採用するなど、Jerry Harvey Audioならではの高品位なサウンドを楽しめるモデルとなっている。

装着イメージ

　また、銀メッキ銅線を圧縮し、平らにした状態で強化繊維のケブラーに巻き付けたというケーブルを採用。高い伸張強度を実現すると同時に、音楽のダイナミックレンジを損なわない高純度伝送を可能にしたとする。人気モデルのため、並ぶ可能性が高いが、人気ブランドの新作は、ぜひ体感してほしい。

　試聴したところ、帯域を強調するのでなく、系統を分けて、耳の直前でミックスさせる仕組みによって、迫力もありつつ、各楽器やボーカルが聞きとりやすい、スッキリ整った音と感じた。また、Jerry Harvey Audioの他のモデルと比べて小型のハウジングを採用しているため、耳への収まりがよく、取り回しやすい印象を持った。