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注目のポタアン、詳細が明らかに

FiiO、Bluetoothでも高音質のポタアン「Q5」の詳細を説明

2018年04月26日 16時15分更新

ポータブルヘッドホンアンプ「Q5」

注目のポタアン「Q5」の詳細が明らかに

 エミライが、同社が国内の代理店を担うオーディオメーカー「FiiO」の新製品に関する説明会を開催した。

 主に、ポータブルヘッドホンアンプ「Q5」、デジタルオーディオプレーヤー「M7」についての詳細を明かした。

 Q5は、DACとBluetoothレシーバーを内蔵するポータブルヘッドホンアンプ。DACチップに、旭化成エレクトロニクスの「AK4490EN」をデュアルで搭載。PCM音源では最大で384kHz/32bit、DSDは、最大で11.2MHzまでのネイティブ再生に対応している。

 「DACチップの性能を最大まで引き出すため」、テキサス・インスツルメンツ製のオペアンプ「OPA1642」、パナソニック製のフィルムコンデンサーなど、他パーツの品質にもこだわった。

 ボリューム調整方式は電子制御とし、256段の調整が可能。アナログ式のボリューム調整では、特性上、左右の音量が不揃いになる可能性があるが、これを防ぐ効果があるという。

 Bluetooth接続時の音質の良さも大きな特徴。同社の説明によれば、Bluetooth対応機では、製品によってはBluetoothレシーバーのモジュールに搭載されているDACを通して音を出力するため、有線接続時と、Bluetooth接続時で音質に大きな差が出てしまうケースがあるという。

 Q5は、BluetoothモジュールのDACをバイパスし、AK4490ENを通して出力する設計になっているため、有線時とBluetooth接続時の音質差を可能な限り低減しているとする。

 現在、4万円台での発売を検討しているという。

アンプモジュールは着脱式

アンプモジュールは着脱式。写真は3.5mmステレオ端子/4.4mmバランス端子を搭載する「AM3B」

 アンプ部はモジュール式で、ネジで固定する方式。これは、端子の異なるアンプモジュールを用意することで、低い入力でも十分な音量が得られる高感度のイヤフォンから、再生機側の駆動力が求められる大型のヘッドフォンまで対応できるようにした。

 具体的には、3.5mmステレオ端子/2.5mmバランス端子を搭載する「AM3A」と、3.5mmステレオ端子/4.4mmバランス端子を搭載する「AM3B」のいずれかがキット形式で付属。販売時は、それぞれ、専用のパッケージが用意される。

 デジタルオーディオプレーヤー「M7」については、別記事で紹介する。

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