ソフトバンクグループでロボットソフトウェア事業を行なうアスラテックと、三精テクノロジーズ、BRAVE ROBOTICSの3社からなるジェイダイト・ライドは今日26日、人が乗れて変形するロボット「J-deite RIDE」(ジェイダイト・ライド)の試作機を公開した。
J-deite RIDEは映画「トランスフォーマー」のようにクルマが人型に変形するロボットで、クルマの状態のビークルモードではしっかり走行でき、人が乗った状態(最大2人)でロボットに変形し、さらに二足歩行で移動が可能という、まさに映画やアニメの世界のロボットを実現した。デザインは「機動戦士ガンダム」のモビルスーツのデザインで知られる大河原邦男氏が協力している。
変形の動きや二足歩行、車輪走行など一連の動作はアスラテックのロボット制御システム「V-Sido」(ブシドー)によるもの。動力源はリチウム系バッテリーで電気モーターと減速機を動かす。また、ビークルモード時は後輪駆動(一般的な自動車で言うところのRRレイアウト)になり、理論値で60km/hのスピードを出せるという。なお、タイヤサイズは165/60R15とコンパクトカーと同じようなサイズだ。
実用化を目指して開発されており、ゆくゆくはアミューズメントパークなどでアトラクションとしての導入なども考えているという。5月5日にはツインリンクもてぎで開催される「ゴールデンウィーク ドキドキフェスタ~働くクルマ大集合~」で一般公開されるそうなので、このロボットの変形をその目で見たい人は遊びに行ってみよう。行けない人は下の動画で楽しんでほしい。
人も乗れる! J-deite RIDEの細部カット
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