撮影:Christopher
NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTぷららの3社は、海賊版3サイトに対してブロッキング措置をとる。NTTグループが23日に発表した。サイトブロッキングに関する法制度が整備されるまでの短期的な緊急措置として。
ブロッキング対象となるのは「漫画村」「Anitube」「Miomio」の3サイト。ブロッキング開始時期は「準備が整い次第」としており詳細は未定。ただし漫画村は23日16時時点ですでにアクセスができない状態になっている。
NTTによるブロッキング措置は、コンテンツ事業者団体からの要請、今年4月13日開催の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議における「インターネット上の海賊版対策に関する進め方について」に基づく決定を受けてのこと。
CODAの発表によれば、海賊版による売上被害は流通額ベースで約9300億円と推計されている。漫画村は約3000億円、Anitubeは約880億円、Miomioは約250億円の被害を出しているという。
一方、市民団体や業界団体は、特定サイトのブロッキングにはユーザーの通信を監視する必要があり通信の秘密を侵害する行為だ、また政府によるブロッキングの要請は事実上の検閲だとする旨の反対声明を出している。
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