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IoTセキュリティーや認証分野などへの適用に向けて

データを分割して無意味化する「ZENMU Engine」提供開始

2018年04月23日 13時45分更新

 ZenmuTechは4月20日、データを無意味化するオープン・セキュリティー・インフラストラクチャー「ZENMU」(ゼンム)のエンジン部分を、「ZENMU Engine 1.0」として提供開始すると発表した。

 ZENMU Engineは、秘密分散処理モジュールを外部アプリで利用するためのもの。ファイルを秘密分散して複数の分散ファイルに保管する機能や、複数の分散ファイルから秘密分散(復号化)して元のファイルに戻す機能、設定情報を設定ファイルとして書き出す機能などを搭載している。

 これまで、ZENMUのエンジン部分をSDKとして提供してきたが、今回新たなアーキテクチャーを採用。分散・復元の処理速度を高めたという。また、ZENMU Engineでは固定サイズで分割でき、元データのサイズによらず1片を最小32Bにできるという。

 IoTやFintech分野での情報漏洩対策や重要データの送受信などに加え、認証分野での利用やブロックチェーンとの組み合わせにより、より高度なセキュリティーの実現が期待できるとしている。

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