4月17日(火)にタミヤプラモデルファクトリー新橋店で開催された「ミニ四駆メディアミーティング2018」において、今年で30周年となる「ミニ四駆 ジャパンカップ 2018」で使用される公式コースのレイアウトが発表された。コースの名前は「クラシックサーキット2018」!
30年前に開催された第1回大会のレイアウトをオマージュ
2018年のジャパンカップで使用される「クラシックサーキット2018」は、30年前の1988年に開催された第1回大会の「ウルトラグレートダッシュサーキット」のコースレイアウトをオマージュしたもの……と思いきや、酷似しているのは真俯瞰から見たレイアウトのみ。
「クラシックサーキット2018」のコースレイアウトをスタートから見ていこう。スタート直後、いきなり目の前に立ちはだかるのは、急坂を登ったあとに、90度ターンでのレーンチェンジを行なう「ボルテックスチェンジャー」! これは5レーンからのスタートだと、トルクの無いモーターやブレーキ効かせ過ぎたマシンでは登れなさそう。しかも、2週目以降の通過ならブレーキをうまく効かせないと、頂点のカーブでコースアウトしそうな予感。
ボルテックスチェンジャーを超えた後は、180度ターンの「デジタルコーナー」が。ボルテックスチェンジャーを下ったすぐの5レーンが最もイン側で、いちばん曲率が急。つまり、2週目以降の通過でスピードが乗っている場合はコースアウトのリスクがアップ!
その後、毎度おなじみ「ニューエラターン」を通過して、ストレートでスピードを乗せたあとに向かうのは、今コースの最難関「サマーウェーブ2045」。サマーウェーブ2045は、打ち寄せる波のような2つのバンクセクションから構成されている。
賢明なミニ四駆レーサー諸兄はおわかりだと思うが、後ろの数字はバンクの斜度を示しており、2つのバンクセクションの繋ぎ目は20度の坂を下り、45度の坂を登る難所となる。
しかし、このセクションで最も注意すべきはサマーウェーブ2045セクションの直後の30度バンクだ。グライドバンク45の後のストレートでスピードが乗ってからの、45度下って30度の登り。サマーウェーブ2045のイラストには3つの波が描かれているので、たぶんここまでを含めての姿が、本当の「サマーウェーブ2045」なのでは?
その後は「ドラゴンバック」を1枚飛んでの「モヒカンストレート2018」。そして90度の右ターンでゴールとなる。ざっと見たところ、5レーンでのクラッシュ確率がいちばん高い感じ。しかし、逆に言えば5レーン攻略からマシンセッティングを詰めていくと、光明が見えてくるかもしれない。
今年のジャパンカップ関連アイテムはコレ!
毎年恒例のジャパンカップ記念アイテムも続々登場する。2018年のイチオシは30周年記念モデルとして6月に発売予定の「ダッシュ1号皇帝(エンペラー)メモリアル (MSシャーシ) ジャパンカッフ開催30年記念」だ。
実車ライクな記念モデルとしてリリースされるのは「アビリスタ ジャパンカップ 2018(MAシャーシ)」。ガンメタルのAスポークホイールに「TAMIYA MINI 4WD JAPAN CUP 2018」のロゴが入ったスーパーハードタイヤを装着する。
記念モーターは2018年も片軸タイプと両軸タイプの2つがリリース。方軸タイプは「ハイパーダッシュ3モーター J-CUP2018」と、両軸タイプの「ハイパーダッシュモーターPRO J-CUP2018」だ。
ジャパンカップのお土産として大人気のHGカーボンマルチワイドステーもフロント用の「HGカーボンマルチワイドステー(1.5mm)J-CUP2018」と、リア用の「HGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)J-CUP2018」が用意される。
自分デザインのミニ四駆が発売されるコンテストが復活
2018年は11年ぶりにミニ四駆のデザインコンテストが開催される。これは、自分がデザインしたミニ四駆のマシンが、キットになって発売されるというミニ四駆ファンにとっては夢のような企画だ。募集対象はプロ・アマを問わず、最優秀賞作品は副賞50万円を進呈。ちなみに、前回の2007年に実施されたデザインコンテストの最優秀賞作品は「サバンナレオ」として、現在でも店頭で販売中。応募方法など詳細は「ジャパンカップ30年記念企画公式サイト」をチェック!
30周年の今年は全国15会場で開催
6月16日開催の東京大会1Dを皮切りに、10月に東京で開催予定のチャンピオン決定戦まで、全国15会場で開催。ジュニアクラス、ファミリークラス、チャンピオンズは当日参加受付で、オープンクラスは公式アプリ「タミヤパスポート」を使用した事前応募方式とのこと。ジャパンカップ30周年の今年、「クラシックサーキット2018」を征して最速の称号を手にするのは誰なのか? 今年もミニ四駆レーサーたちの熱い約4ヵ月が幕を開ける!
【富士通乾電池提供 ミニ四駆 ジャパンカップ 2018】
【開催日程】
・6月16日(土) 東京大会1D
・6月17日(日) 東京大会1
・6月24日(日) 熊本大会
・7月01日(日) 大阪大会1
・7月08日(日) 静岡大会
・7月14日(土) 東京大会2D
・7月15日(日) 東京大会2
・7月22日(日) 愛媛大会
・7月29日(日) 福井大会
・8月12日(日) 新潟大会
・8月19日(日) 北海道大会
・8月26日(日) 仙台大会
・9月02日(日) 掛川大会
・9月08日(土) 東京大会3D
・9月09日(日) 東京大会3
・9月17日(月・祝) 岡山大会
・9月30日(日) 大阪大会2
・10月 チャンピオン決定戦
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