2017年夏にドコモから発売された「Xperia XZ Premium SO-04J」。その後、nuroモバイルからもSIMフリー版が発売された。同時期に発売された「Xperia XZs」シリーズのフラッグシップという位置付けのハイスペックスマホだった。
そんなハイエンドモデルに後継機が発表された。「Xperia XZ2」シリーズの頂点「Xperia XZ2 Premium」だ。グローバルで夏に発売すると発表されただけで、日本への導入は未定だが、前モデルとのスペックを比べてみたい。
Xperia XZ2は今年のMWCで発表されていたが、XZ2 Premiumのアナウンスはなかった。ただ、開発中の2眼カメラはデモンストレーションを行なっており、いつのモデルで搭載されるのかと、メディアの間でも話題になっていた。Xperia XZ2/XZ2 Compactの2モデル展開と思わせて、XZ2 Premiumに最新の2眼カメラを載せてくるサプライズだった。
Xperia XZ2 Premiumは、前モデルと比べてスペックもサイズも大型化している。SoCはSnapdragon 835から845になり、メモリーは4GBから6GBへ、内蔵ストレージは据え置きの64GBだが、外部ストレージはmicroSDXC(最大400GB)に対応する。OSは最初からAndroid 8.0が搭載されている。
本体サイズは同じシリーズのXperia XZ2が18:9というメインストリームになりつつある比率だが、Xperia XZ2 Premiumは16:9と従来モデルから変わらず。大型化したかと思いきや、約80×158×11.9mmと前モデルから少しだけサイズアップしただけに留まっている(前モデルは約77×156×7.9mm)。とはいえ、際立つのが厚さと重さだ。
厚さは前モデルが7.9mmだったが、Xperia XZ2 Premiumは最厚部が11.9と2ケタ代に突入。重量は約236gと、45gも増量した。ちなみにラグド系スマホの「CAT S41」よりも重かったりする。
最大の特徴はレンズで、シリーズ初にして唯一の2眼カメラを搭載する。2眼になったのはリアカメラで、1920画素+1220万画素(モノクロ)という構成。インカメラは1300万画素と変わらず。2眼ならではのボケ味がある写真はもちろんのこと、ISO感度が51200(静止画の場合)と一眼レフにも匹敵するレベルなので、暗いところでもノイズが少なく撮影できるようになった。従来からあるスーパースローはフルHDで撮影できるようになり、3Dクリエイターはインカメラでスキャンが可能に。
ほかにはディスプレーが4K HDRに対応し、動画も4K HDRで撮影可能になったほか、IP65/IP68の防水防塵、ワイヤレス充電のQi対応など、ワイドボディーに最先端の技術をギュギュっと凝縮している端末になっている。
日本での発売はアナウンスされていないが、これまでの実績を見るに可能性は大いにある。期待して続報を待とう。
Xperia XZ2 Premium | Xperia XZ Premium | |
---|---|---|
ディスプレー | 5.8型液晶 | 5.5型液晶 |
画面解像度 | 2160×3840ドット | 2160×3840ドット |
サイズ | 約80×158×11.9mm | 約77×156×7.9mm |
重量 | 約236g | 約191g |
CPU | Snapdragon 845 (オクタコア) |
Snapdragon 835 (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大400GB) | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0 | Android 7.1 アップデートで8.0に |
カメラ画素数 | リア:1920画素+1220万画素(モノクロ) /イン:1300万画素 |
リア:1920画素 /イン:1300万画素 |
ISO | 51200/12800 | 12800/4000 |
F値 | F1.8+F1.6 | F2.0 |
バッテリー容量 | 3540mAh | 3230mAh |
防水/防塵 | IP65/IP68 | IP65/IP68 |
3Dクリエイター | ○(インカメラ対応) | ○(8.0で対応) |
スーパースロー | ○(フルHD撮影可) | ○ |
イヤホンジャック | × | ○ |
Qi対応 | ○ | × |
指紋センサー | 背面 | 側面 |
カラバリ | Chrome Black、Chrome Silver | ディープシーブラック、ルミナスクロム、ブロンズピンク、ロッソ |
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