もちろん、このパワフルな映像を楽しむなら、表示するテレビも4KでHDRに対応したものを選ばなければ意味がない。以前に比べればかなり価格は落ちてきているので安価で高性能なテレビも入手できるだろう。今回は4K、HDR出力に対応した東芝の40インチテレビ「40M510X」を使用して、実際にその映像美を体験してみた。
True 4Kが楽しめるゲームの中で特にオススメなのが、世界的大ヒット中のバトルロイヤルゲーム「PUBG」だ。ゲームコンソールとして4K出力、HDR10に対応しているのはXbox One版のみ。最高の映像でドン勝ち目指すことが可能だ。
4K解像度の鮮明さと合わせてHDRの効果は絶妙で、リアル感が増すだけでなく、色鮮やかで落ちている武器やアイテム、敵も発見しやすい。残念ながら、筆者は百戦錬磨の敵プレイヤーに比べれば、赤子のようなものなので、ドン勝には至らなかったが、やはりこういうゲームは、キレイな映像で集中しやすく、ドンパチし合ってストレス発散できることこそが醍醐味だ。
別売の「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」使えば操作もさらに快適に
Xbox One XでPUBGをプレイする利点は、なにも映像だけではない。別売りの「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」(実売価格1万5000円前後)を利用すると、コントローラーの背面にパドルを装着して指先でボタン操作ができるようになる。
これにより親指でサムスティックによる移動・視点を操作しながら、ジャンプしたり、武器を切り替えたりといったことが可能となり、かなりのアドバンテージとなる。また、射撃する際のトリガーも、通常の半分の押し込みで作動するようロックをオンにすることで、より迅速に射撃が可能になる。コントローラーへの割り当てパターンも用意されているので、PUBGに限らずこの手のFPS系ゲームで相手より優位に立つには必要不可欠といったところだろう。
PUBGだけでなく、たとえば「ウィッチャー3」はPC版でも対応していないHDRに対応していたりと、Xbox One Xならよりきれいな映像で楽しめるゲームは多い。HDRの効果の違いは実車の再現性も高く映像の美しい「Forza Motorsport 7」で比較してみた。
以下の画像はHDRオンのときとオフのときの比較。カメラで撮影してもこれだけ違いがわかるぐらい日が沈みかけた様子のリアル感が増し、のっぺりした映像も濃淡がしっかりして立体感が生まれる。実際の目で観ているような世界になるので非常に見やすくなりプレイしやすくなる。
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