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産後に増えがちな夫婦げんか。夫婦げんかの「原因」「内容」「対処法」「解消法」を教えてもらいました。夫婦のコミュニケーションや、家事育児の負担を減らす工夫に効果がありそうです。
アスキーの盛田 諒(35)です、こんにちは。2月22日で1歳を迎えた赤ちゃんの親をやっています。昨年に赤ちゃんが生まれてすぐ2ヵ月の育児休業を取得し、育児日記「男子育休に入る」を書いてきました。よく記事のテーマになったのが家庭内MCバトルこと夫婦げんかです。
産後1~2ヵ月はとくに体調・環境の変化が大きかったためか、体はくたびれ、気は張りつめてぶつかりやすくなりました。昨年11月に開催した男性向け家事シェアセミナーでは家事にまつわる夫婦げんかが一大あるあるテーマとなり、解消策として「部屋を片づける時間を決める」「家事のタスクを洗い出して重みづけをする」「納得できる家事の質を決める」などが挙げられていました。
夫婦げんかはとくに男性からは口にされづらい分野の話題ですが、セミナーでは家事に真剣に向き合っている男性たちさえ深刻な悩みを抱えていることがわかりました。今回は産後の夫婦げんかについて「原因」「内容」「対処法」「解決策」という4つのテーマを中心に回答をお願いし、男性を含む51人の方から回答を得ました。自由記述方式ならではのリアルな声が集まっています。
お知らせ:性行為の悩み調査実施中
産前・産後の性行為に関する悩みを教えてください。家庭問題の中でもけんかと同じく知識が共有されづらい分野である性行為について、みなさんの体験をお知らせください。あなたの一言が誰かを救うことになるかもしれません。とくに男性からの回答を強くお待ちしています。
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産後のけんか増えた理由は?
はじめは産後にけんかが増えたかどうか。
やはり「はい」と答えた人のほうが多く、原因としては「ホルモンバランスの乱れによる疲れ」「睡眠不足による疲れ」などが多く挙げられました。疲れにくわえて「夫の理解不足」「夫の協力不足」も挙がっています。前述のセミナーでも家事ストレスには「負担」と「不満」の2種類があるという話がありました。女性が「家事育児の負担」「協力的に感じられない夫への不満」の2つを感じて、けんかになっていることが多そうです。
一方、少数ですが「いいえ」と答えた人もいます。
理由は「夫が家事に協力的になった」「子どもの前でけんかをするのはよくない」などが挙がっています。「産後はホルモンバランスが乱れると知っていたから」など、事前に対策を打っていた人もました。特徴的だったのは「よくコミュニケーションしているから」。けんかが増えた理由にコミュニケーション不足を挙げる回答もありました。密な会話の時間はけんかの予防につながりそうです。
【けんかが増えた理由の回答例】
・寝不足が極まると小さなことでも許せなくなる(36歳・男性)
・育児への認識の違い。夫は、父親は育児に「協力」するものだと思っているが妻は父親も「主体性」を持ってやって欲しいと思っている(31歳・女性)
・(妻だけですが)産後のホルモンバランスの変化。親という立場への戸惑い。育児の多忙さと睡眠不足からくるイライラ。これまでの結婚生活で澱のように積み重なってきた相手への不満などなど、数え上げればキリがないです。(40歳・男性)
【けんかが増えなかった理由の回答例】
・夫が積極的に家事と育児のサポートをしてくれたから。けんかより、むしろ感謝の気持ちが大きくなった。(32歳・女性)
・こどもの前でけんかすること自体よろしくないと考えるため(けんかしないよう、言い方などをさらに気をつけるようになった。溜めているわけでもないです)。夫婦歴が長く、夫婦間のコミュニケーションがとれているから(33歳・女性)
・やってくれる、察してくれるのを期待しないことを第1の目標にしていたので(35歳・女性)
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