さて、Chromebookを選ぶうえで、まずユーザーが気になるのはWindows PCとの互換性ではないだろうか。とくに、普及率の高いMicrosoft Officeのファイルが直接読み書きできるかどうかは、ビジネス用途を中心にかなり重要なファクターとなる。
だが、何も心配はない。MicrosoftはChromebook用の「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」を提供しており、Google Playストアから簡単にインストール可能だ。もちろん、無料というわけにはいかないが、「Office 365」のサブスクリプション契約(月単位もしくは年単位での購入)さえすれば、C732L-H14MでMicrosoft Officeが利用可能だ。
またその際、Windows PCとのファイルの受け渡しをどうするかを懸念する人もいることだろう。C732L-H14MでもWindows PCと同じようにUSBメモリでファイルをやり取りすることが可能だが、それよりもネットワークストレージである「Googleドライブ」のほうが利便性が高い。Windows PCからもGoogleドライブを利用できるようにしておけば、ファイルの共有はかなり簡単になるというわけだ。
先ほどのOffice 365の契約を行なえば、OneDriveを1TBまで利用できるので、ネットワークストレージにGoogleドライブとどちらを選択するかはユーザーの好みになるだろう。だが、どちらの場合でも、NTTドコモのLTE回線で常時インターネット接続が可能となるC732L-H14Mは、外出先であってもインターネットにつながっているかどうかを気にせずネットワークストレージにアクセスできる点は、かなり使いやすいのは言うまでもないだろう。
人気のアズールレーンも問題なく動作
さて、Chromebookを選択するメリットがもうひとつある。Google Playストアに用意されたAndroid向けゲームがプレイできる点だ。C732L-H14Mで試してみたところ、すべてのゲームが問題なく動作するわけではないが、少なくとも人気の「アズールレーン」はかなり快適にプレイすることができた。アズールレーンは、シューティングゲームの要素があるため、C732L-H14Mにマウスなどを接続すれば、プレイの快適性は飛躍的に向上する。
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Windows PCの用途はほぼすべてカバー
モバイルユーザーにオススメしたい1台
以上のように、ChromebookであるC732L-H14Mでは、Microsoft Officeが利用できるうえ、Andoroid向けゲームがプレイ可能。そして、「Google Chrome」を用いてWebブラウジングが行えることは言うまでもないが、Youtubeなどで動画視聴をしてみたところ、コマ落ちすることなく滑らかな再生が可能だった。つまり、Windows PCの主だった用途は、C732L-H14Mでもカバーされているというわけだ。
そして、C732L-H14Mの価格はオープンだが、店頭では7万円前後となる見込み。安価にWindows PCと同じことができるのであれば、C732L-H14Mを選ばない手はないだろう。また、Chromebookのユーザーの中には、LTEに対応した製品を望む声も多く、そういった需要に対しても、このC732L-H14Mはかなり魅力的なノートPCといえる。とくに、外出先でノートPCの利用頻度が多いユーザにオススメしたい1台である。
(提供:エイサー)
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