Chromebookは前述したようにデータは基本的にGoogleドライブに保存される。オフライン時の一時保存用ストレージも搭載されてはいるが、その容量は大きくない。そのため、インターネットに接続して使用するのだが、これまでのChromebookではLTEや3Gといったモバイル通信網に対応した製品がなく、外出先でChromebookを使用する場合、インターネットに接続するにはWi-Fiスポットを利用するか、スマートフォンのデザリングやWiFiルーターを介すしか方法がなかった。
しかし、C732L-H14Mのネットワーク環境はIEEE802.11acに対応した無線LAN機能のほか、前述したようにNTTドコモのLTE用通信モジュールを内蔵し、NTTドコモのLTEが利用できる。そのため、場所を気にせず気軽にネットワークに接続することができ、その使用感は抜群だ。ただし、試用機ではSIMカードは、現状NTTドコモのMoperaしか動作しなかった。日本エイサーによると、後々ほかのNTTドコモ系MVNOも、Chrome OSの更新により利用できるようになる予定とのことだ。
マウス接続は問題なく行なえた
インターフェースは両側面にType-CのUSB 3.1ポートを1つずつ装備。さらに、左側のUSB 3.0ポートが1つ用意され、これらの周辺機器を接続可能だ。試しに筆者が普段から利用しているMicorsoftのワイヤレス マウス「Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500」を繋げてみたところ問題なく動作した。
また、ウェブカメラも搭載するため、Googleの音声通話サービスである「Googleハングアウト」や「Skype」を利用して、ビデオチャットも行なえる。
消費電力が低く長時間駆動も可能
さて、C732L-H14Mは消費電力が低いという点も大きな特徴である。ACアダプターとして45Wのものが付属するが、軽量でコンパクトなため本体と一緒に持ち歩いてもまったく苦にならない。
また、C732L-H14Mのバッテリー駆動時間は公称12時間を誇り、そもそもACアダプターを持ち歩く必要もないほどだ。ちなみに、ACアダプターは本体のUSB 3.1のType-Cポートに繋いで充電を行うが、左側面と右側面のどちらに接続しても充電が可能だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう