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60代女性の8割が現金至上主義ではない、KDDIの調査

2018年04月04日 16時30分更新

 KDDIは4月4日、全国の15歳~79歳の男女1000名を対象に『「さよなら現金」意識調査2018』の結果を発表した。

 自身が現金決済主義(できるだけ現金で決済したいタイプ)と思う人は39.7%。性年代別にみると、現金決済主義だと思う人の割合が最も高いのは20代女性(61.4%)で、現金決済主義だと思わない人の割合が最も高いのは60代女性(79.5%)だった。

 現在と将来予想で「現金が必要」や「現金がないと困る」と思うシーンを聞いたところ、「結婚祝いなどのご祝儀」(現在55.4%、将来予想53.0%)と、「神社などでのお賽銭」(現在53.0%、将来予想48.7%) が高かった。一方で、「自動販売機での支払い」(現在47.7%、将来予想21.4%)は「脱現金」が進むと予想する人が多かった。

 勤め先からの給与の受け取りで「現金手渡し」のケースがある人は10.8%。居住地別の割合では、中国・四国地方在住が20.0%と高かった。

 自分で会計をするセルフレジを怖いと思う人は30.0%、そう思わない人は70.0%。性年代別だと「怖い」と思う人は、70代女性(48.7%)で最も多く約半数だった。

 現在発行されている紙幣・硬貨の人気・不人気の投票では、廃止にしてほしくない紙幣・硬貨の1位は「一万円札」(63.8%)、廃止にしてもいい紙幣・硬貨の1位は「二千円札」(55.7%)。使い勝手が悪いと思うのは1位「二千円札」(60.1%)、デザインが好きなのは1位「五百円玉」(30.1%)だった。タンス預金をしている人 (381名)がどの紙幣・硬貨を貯めているかをみると、1位は「五百円玉」(49.9%)だった。

 紙幣や硬貨の完全廃止に賛成する人の割合は13.8%。男女別では男性が16.2%、女性が11.4%と男性のほうが「さよなら現金」の意識が高かった。性年代別では、賛成する人の割合は30代男性(22.7%) が最も高かった。

 チャージ不足でもたついたことがあるのは22.0%。年代別では、20代(37.3%) が最も高かった。チャージ不足のせいで、自分の後ろに列を作った経験がある人は10.5%。年代別では、20代(22.3%)が最も高かった。また、チャージ不足で後ろから冷たい視線を浴びたことがある人は12.1%。年代別では、同じく20代(25.3%)が最も高かった。

 チャージ不足でもたついている人に対する意識を聞いたところ、イライラしたことがある人は30.8%。性年代別では、イライラしたことがある人は20代女性(47.0%)が最も多かった。一方、胸キュンしたことがあるのは3.6%。性年代別では、20代男性が8.4%、30代男性が8.3%だった。

 チャージ不足に関する意識について聞いたところ、チャージ不足でもたつくと恥ずかしいと感じるのは69.3%。性年代別では、恥ずかしいと感じるのは10代男性(80.5%)が最も高かった。自動でチャージできるオートチャージ機能を便利だと思う人(70.6%)は7割を超えた。性年代別では、便利だと思う人の割合が最も高いのは20代女性(85.6%)だった。

 チャージ不足でもたついているとオトコ/オンナを下げると思う人の割合は32.7%。男女別では男性が36.2%、女性が29.2%と、オトコ/オンナを下げると思う人は女性よりも男性に多い。性年代別では、オトコ/オンナを下げると思う人の割合が最も高いのは70代男性(51.3%)で半数以上だった。

 これから普及が進むと思う電子決済方法を聞いたところ、「電子マネー」(62.9%)が最も多かった。事前にチャージしておくことで手軽に使える「プリペイドカード」は24.9%、最近話題の「仮想通貨」は20.9%だった。性年代別では、プリペイドカードがこれから普及すると感じている人は10代男性(51.2%)に多く半数超だった。

 電子決済方法の普及がさらに進み、100%キャッシュレスの時代が来るのは何年後だと思うか聞いたところ、「10年以内」とする予想が最多で34.3%だった。

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