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OPPOが世界のスマホ市場でシェア急成長した原動力は工場にあった!

2018年04月04日 10時00分更新

深センのオフィスは
今どきのオシャレな施設を完備

 一方、CEOの部屋を始めマーケティングや通販事業、デザイン部門など、いわゆる本社機能は深セン市内のオフィスビルにある。オフィスは4フロアにわたり、フリーアドレスのデスクを採用。工場と同様オフィスには食堂を備え、ランニングマシンなどが設置されたジムもあり、実に今どきのオフィス。OPPOは社員の平均年齢が29.5歳で、現在も積極的に若者を採用しているとのこと。工場もオフィスも若い人が働きやすい環境を作ることに注力しているのがよくわかる。

オフィスのほとんどがフリーアドレスになっており、私物はロッカーで管理

トレーニング用のマシンやダンスなども可能なスタジオを完備

社員食堂もあり、こちらも格安で食事がとれる

市内の公式ショップでは最新モデルの「R15」を展示

 プレスツアーでは本社・工場だけでなく、市内にあるOPPO専売店も見学できた。OPPOは広告展開にも力を入れており、一見するとOPPO専門店のようなOPPOの広告が多い一般小売店を海外では数多く目にするが、ここはOPPOの正規販売店。

深セン市内にあるOPPO専売店

OPPOのラインアップをすべて網羅している

オリジナルのアクセサリーも販売

 店内はOPPO製品が展示されており、発表されたばかり最新ハイエンドモデル「R15」のデモ機も展示していた。「R15」はディスプレー上部にノッチがある19:9の有機ELディスプレーを採用し、ディスプレーサイズは6.29型。カメラはイラストを合成するライブステッカー機能が追加されているなど、さらに進化している。

縦長&ノッチとトレンドをおさえた最新モデル「OPPO R15」

デュアルカメラで背面はガラス素材。日本での発売は未定だ

 工場と本社、そして公式の専門店を見学して、OPPOは日本人の多くがイメージする「ハードウェアメーカー」そのものという印象。自社で工場を持ち多数の工員が作業にあたる。本社では若い人が働きやすい環境を作り、街中には自社製品を取り扱う店舗をあちこちで目にする。ただし日本人のイメージ通りのハードウェアメーカーとはいえ、こういった企業は日本にはすでにあまりなく、アメリカや中国など世界的に見ても珍しい存在。この路線を維持し、さらに規模やシェアを拡大できるか、今後のOPPOに注目したい。


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