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バーコード1つで商品が多言語化するインバウンド向けアプリ

2018年04月19日 06時30分更新

「ガチっとスタートアップ」は、ガチ鈴木が日々の取材で見つけたスタートアップの中から、個人的にググッときたサービス、プロダクトを紹介するコーナーである。

 「Payke」(ペイク)は、バーコード1つで商品が多言語対応する外国人向けアプリ、およびソリューションサービスだ。バーコードを基軸にした膨大なデータベースの構築を目指すPaykeが開発・運営している。

「Payke」(ペイク)

 利用シーンは、たとえば化粧品や薬、食品、土産屋など。ユーザーはアプリをダウンロードし、気になる商品のバーコードをスマホで読み取るだけで、商品の詳細情報を母国語で閲覧できる。

 アレルギー成分、使い方、テイスト、食べ方など、パッケージに収まらない情報を幅広く表示。口コミを残すことも可能だ。

アプリはiOS/Androidに対応

対応言語は、英語・繁体字・簡体字・韓国語・日本語・タイ語・ベトナム語の7ヵ国語

成分、使い方、テイスト、食べ方など、パッケージに収まらない幅広い情報を表示できる

 メーカー側は、Paykeに情報を登録することで、現在のパッケージのまま低コストでインバウンド消費に対応できる。

Paykeへの多言語の情報登録・編集は、専用の管理画面から簡単に実施可能

 また小売店向けに、タブレット端末とPaykeの説明ポップなどの設置サービスも提供。スタッフが外国語に対応できない場合でも、画面を見るだけで商品情報を取得可能としている。

 さらにPaykeでは、ユーザーの利用状況データを閲覧できる。これまで見ることができなかった訪日外国人が「いつ」「どこで」「何を」みていたのかが分かる。インバウンドの嗜好の先取りはもちろんのこと、自社の商品の閲覧者や海外での閲覧状況の分析に役立てられる。

管理画面から閲覧できるPaykeを使用した世界のバーコードスキャンマップ

 料金プランは、いずれも月額・税別で「Light」が月額1000円、「Light+」は月額1万円、「Basic」は月額5万円、「Business」は10万円。

 タブレット設置サービスも月額料金プランとなっており、「タブレット端末貸出」が3980円、「インストール」は3000円。

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