シーアールイーは3月28日、ナーブ提供の360度パノラマ動画ソリューション「VR内見 plus Movie」を導入し、効率的かつ効果的なリーシング手法を確立すると発表した。
シーアールイーは、物流不動産を中心におよそ1400物件、139万坪の管理運営をしている。またグループのサービス領域においては、物流不動産開発・テナントリーシングから竣工後のアセットマネジメント、プロパティマネジメントまでのトータルサービスをワンストップで提供している。今後さらなる事業拡大と強化に取り組むなか、360度パノラマ動画使用のVRソリューションを営業ツールとして導入すると決定した。
同社のこれまでのリーシング手法は、施設仕様や立地など物件に関する情報を文字情報と写真を組み合わせて紹介し、のちに営業担当者が現地案内に同行する手法をとっていた。今回、物件視察にかかる移動時間やスケジュール調整などの労力の軽減および意思決定の迅速化に貢献すべく、VR内見 plus Movieの導入を決定。4月から一部の開発物件から順次運用を開始する。
VR内見 plus Movie導入により、遠隔地の物件を紹介する際、ナーブオリジナル専用端末「CREWL」(クルール)を持参。VRで物件の内覧をできるようになる。VRを通じて、倉庫の周辺環境やトラック導線、VRでしか感じられないような感覚的な広さを、実際に倉庫内で見ているような感覚で見られるという。
現在は一部の開発物件のみだが、今後はシーアールイーが管理するおよそ1000棟の中小型物流施設についてもVR内覧の導入を進めていくとしている。
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