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網膜照射に新世代原チャリ。1日かけてIoTとハードの未来に触れてきた

2018年04月13日 09時00分更新

 3月22日、赤坂インターシティAIR「IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP」が開催された。

 さまざまな企業が自社のIoT(Internet Of Things=インターネットにつながっているモノ)製品や関連技術を展示。来場者は、現在すでにビジネスの現場に導入されているIoT製品や、今後導入が進むであろうIoT製品に触れることができた。

 本稿では、会場内でも注目を詰めていた製品やサービス、イベント前から話題になっており、当日も人気を集めていた展示を中心に紹介する。

電気で動く原動機付自転車

 glafitのブースに展示されていた「glafit バイク」は、電気で駆動する原動機付き自転車。俗に「原付」「原チャリ」と呼ばれるカテゴリーの製品だ。使用には、ナンバープレートの登録と、自賠責保険への加入が必須。

 インターネットと接続して使うわけではないが、指紋認証によるロックシステムや、USBバスパワーによる充電を可能にするUSB端子など、デジタルな仕様を持つ製品。

 価格は15万円。昨年の11月に発売し、すでに3000台ほどの注文があったというヒット商品だ。

手軽に導入、業務効率化
睡眠の改善、労災防止も

 O:のブースに出展されていた「O:SLEEP」は「自分の時間(体内時計)に回帰しよう」というスローガンを掲げたサービス。

 同社では、「働き方改革」に注目が集まる中、ユーザーの睡眠の可視化、改善サービスを提供することで、ユーザーの健康を睡眠から支援するだけでなく、メンタルヘルス上の問題の兆候や持ち帰り残業の可能性などを睡眠状況、生産性の低下などを可視化させることにより把握。休職や退職に至る前の段階で、企業の人事、労務担当者が、組織改善や業務改革等の対策を講じる事を可能にすると説明。

 手軽なデジタルガジェットであるiPhone(アプリはiOSに対応)で記録が取れる点も注目を集めているポイントだ。

 IoTで業務改善を図るソリューションといえば、オープンロジのブースも注目を集めていた。同社の提供しているのは、物流のアウトソーシングサービス。会員登録をすれば、1点から物流をアウトソーシングできるという手軽さから、注目を集めている。入出庫依頼や履歴の確認などがすべてウェブで完結する上に、入庫料や保管料なども1点単位で区切られている明瞭な料金体系も人気の秘密。製品を小ロットで企画、製造しているが、倉庫は用意できないといったニーズに対応できる。

 144Labによる「うんこボタン」は、ボタンを押すことで赤ちゃんの排泄記録を取り、健康管理に役立てられるというソリューション。

 ボタンを押すと、押したときの日付と時刻、イベント(うんち、おしっこ)をウェブアプリに記録し、さらに指定したLINEのグループに通知も送れる。Wi-Fi環境があれば、どこでもうんこボタンを接続できるため、たとえば、友人や親族の家などに持って行っても活用できる。

 ボタンを押すだけというシンプルなアクションで確実な記録が取れることで人気を集めている。

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