週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

スマホと連動するIoT水耕栽培機の教育・研究向けモデル

2018年03月27日 11時00分更新

 アドトロンテクノロジーは3月26日、スマホと連動するIoT水耕栽培機「foop」の教育・研究機関・企業向けラインナップ「foop pro」を発表した。すでに受注を開始している。

 foop proは、これまでの「foop」シリーズで培ったノウハウをもとに開発。さまざまな環境条件が野菜水耕栽培にどのような影響を与えるかを容易に実証できるという。教育機関での水耕栽培への理解促進や実証実験に適した完全受注生産モデル。

 環境情報(温度、湿度、明るさ、CO2濃度)や、水質情報(pH、EC、水温)の見える化を活用し、日々これらのデータを記録。環境や水質による野菜の成長の関連性を把握でき、小中学生への食育の啓蒙活動やこれからの農業を担っていく人々への理解促進可能な環境づくりを支援する。

 IoT技術を活用し、「環境や水質が野菜栽培にどのような影響を与えるのか」や「適切な環境や水質はどれか」などを数値で可視化。情報を基に、水耕栽培の栽培サイクルの短縮や、新しい品種の栽培方法を確立するための実証実験ツールとして貢献するという。

 foop proにはECHONET Liteコントローラを採用。ECHONET Liteを搭載した機器(エアコン、換気扇、加湿空気清浄機など)を制御できる機能を搭載した。高価な設備の設置や大型の施設を建てる必要がなく、温度や湿度のコントロールが可能。低コストで実証実験活動に貢献できるとする。

 また、温度や湿度、CO2濃度、pH値、水温など環境データのリアルタイムモニターと保持、ダッシュボード機能を搭載した。ファンやLED照明、エアーポンプ、気温・湿度、通知などは任意設定。オリジナルの栽培条件(レシピ)の生成、外部または内部カメラによる栽培記録の自動生成、複数台同時モニター機能、専用アプリケーションを用意した。

 Wi-FiはIEEE802.11n/g/b、Bluetoothは4.1に対応する。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります